11月21日(日曜日)15時
チャコ(雌)永眠、享年17歳


逝った直後、たまらずチャコを抱き抱えた。
まるで、まだ生きているかのようだった。

晩年チャコは、大半の猫の宿命である腎臓病を患い、定期的な点滴、投薬治療を続けていた。

亡くなる当日の朝まで自らトイレで用を足していたのには頭が下がる思いであった。



斎場へ向かう前夜、残された2匹の子どもへ、できるだけ母親の側に居させた。


母親が亡くなったことは、子どもたちも理解しているようだ。


動かない母親に、娘のチーコ15歳が切ない声で鳴く。
わたくし、この親子の姿に大号泣。





本日11月23日(火曜日)出棺

昨年5月1日、チャコの息子チャオ(当時14歳)を先に亡くしており、その時と同じ斎場で式が執り行われた。




















毛並みが自慢だったチャコの感触を感じていたく時間ぎりぎりの最後の最後まで撫でてやり、送り出した。





およそ1時間半後、お骨になって戻ってきたチャコ。





在りし日のチャコの勇姿

チャコは今頃、先に他界した息子チャオと1年半ぶりの再会を果たし、一緒に遊んでいることだろう。




超甘えん坊だったチャオを、あの世でもこのように思いっきり甘えさせてほしい。




残された2匹の子どもたち。左手からチーコ、クロ(共に15歳)。


チャコからバトンタッチされたもの。

わたくしの使命は、この子たちを母親以上に健康で長生きさせること。

チャコも天から、子どもたちをよろしく頼むとわたくしに託したのを感じ、彼女からの遺言にも聴こえた。

チャコ亡き今、これからは、わたくしがこの子らの母親であり父親である。


チャコ、ありがとう。
天から、これからもよろしく。



家族同然のペットが亡くなったことは非常に悲しい。

わたくしたち夫婦には子どもがおらず、愛猫が子どものような存在だ。

4年前他界した母親は生前「猫孫」と言って、読んで字の如く猫を実の孫のように可愛がっていた。

犬猫の寿命は長いようで短い。だからこそ大切に大切に育て愛したい。

現在、東大の研究チームが3年後の実用化を目指し猫の腎臓病治療薬を開発中である。これが実用化すれば猫の寿命が30歳まで延びると言われている。

チャコには間に合わなかったが、治療薬の早期実用化を切に願う。世の愛猫家たちも同じ想いのはずだ。