トンネルの弾痕台湾中北部に位置する苗栗縣竹南鎮。日本統治時代1928年(昭和3年)開通の「崎頂駅」。木造駅舎は1996年取り壊され、現在月台(プラットホーム)のみで営業。無人駅ならではの、ポツンと寂しく佇むカード読取機。ここから台湾海峡を望むと、まことにナイスビュー。当時珍しく複線路線が通っていたトンネル。1975年廃線により役目を終えた。長短2つのトンネルであることから「子母隧道」と名付けられたという。第二次大戦時、米軍機の機銃攻撃を受けた際の弾痕。これを見て、JR中央線高尾駅にも大戦当時の弾痕があることを想起した。