震災以降、台湾市場から消えた日本産のりんご
代わって台頭してきたのがニュージーランド産のりんご。
その名も“小富士”
うまいりんごといえば、真っ先にイメージするのが“ふじ”なので、
どうしてもこのネーミングと関連づけるようだ。
りんご好きの国民。
台湾人一人あたりの年間りんご消費量は日本人の1.7倍。
そのほとんどが輸入物に頼っている。
日本産が出回らなければ、他国のもので埋め合わせしなければ
ならず、それに応えたのがニュージーランド産であった。
こんなことがよくある。
楽しく日本観光から帰ってきた台湾人が、空港税関のビーグル犬に
荷物をクンクン嗅がれ、バツ悪く見つかり、没収されるのは大概が
“ふじりんご”である。
かわいいビーグル犬だが、没収された旅行者にとって、このとき
ばかりはニクたらしく思うだろう。
以前は1~2個なら見逃してくれたのだが、最近では1個でも没収さ
れる厳しいものとなった。
税関職員が、あとでそのりんごをこっそり食べちゃったりして。
まさか、そんなことはないと思うが…