今日は、10時からレッスンです。急いで準備をしていたらレッスン生がやってきました。
10時からはアコーディオンのレッスン生です。初級の方で、名取から遥々通ってきます。
初級の方ですが、「発表会」に向けて取り組んでいます。今回の課題曲は、右手のフィンガーリングができるようになりましたが、左手のリズムの刻みとまだ合いません。今回は右手だけの演奏になるかもしれませんが、大分出来るようになってきました。この方はハーモニカも演奏する方で「発表会」では、ハーモニカも演奏することになりました。課題曲を持参したので、楽譜を印刷しました。次回に通して合わせをすることにして、今日はアコだけの練習をしました。
両手の演奏まで出来ない場合は、右手だけの演奏に伴奏を加える形にしました。初級ですが、なかなか意欲のある方です。今日は、若干体調を崩していましたが、元気に通ってきました。2日間寝ていたので、指があまり動かないようでした。1時間のレッスンを終えて帰っていきました。
続いて次のレッスン生がやってきました。11時からのアコのレッスン生です。この方も遠く北部から1時間をかけてやってくる方です。この方も初級の方ですが、課題曲は、大分演奏できるようになりました。右手のフィンガーリングは、殆ど出来るようになっていました。
右手の運指には、合理的な指使いがあるのです。指変えを含めた指の動かし方の「技」がフィンガーリングと呼ばれるものですが、右手は、殆ど完璧に出来るようになっていました。左手の指の刻みは、出来るのですが、まだ正確ではありません。課題曲は、先の方よりグレードが高いのですが、フィンガーリングは、上手に出来るようになっていました。でもこの方は「発表会」には、消極的でした。まだ上達していないので、辞退するということでした。本当は、誰でも取り組む中で上達していくはずなのに、この方は、練習時間が確保できないとか、まだ発表する段階ではないということで、やはり実践には消極的でした。
いろいろ話しましたが、まだ踏み出すまでにはなっていません。この方も1時間のレッスンを終了して、少し談笑してから帰りました。とても音感が良く、探り弾きが出来る方ですが、まだ我流が抜けないからでしょうか。今日は、新たな楽譜を作成し、ハードルの高い「交互ベース」を教えてほしいと言ってきました。まだまだ先の課題だと話してから、一応説明して、楽譜に指の番号を書いて上げました。「交互ベース」を練習したいようでした。練習には段階があるのです。一つずつ階段を上るように進めるのが一番の近道、最短距離なのですが、この方は、気持ちだけが先に出てしまうようでした。我流にならなければいいと思いました。「交互ベース」を説明してあげたら納得したようでしたが、果たして飛び越えて習得することができるかどうかは疑問でした。でも意欲だけはあるので素晴らしいと思いました。音感が良いので、練習が伴えば、上達すると思うのですが、まだ仕事は現役でしているので、練習時間がないと話していました。
その他にも様々な趣味があるようです。アコに対する実践の意欲があれば、もっと上達するのにと思いました。談笑の後、快晴の空の中を帰って行きました。今日は、日中は天気が良く快晴でしたが、空気が冷たく風が寒かったです。でも天気になっただけでも気持ち良かったです。
午後は持参した昼食を頂いてから、14時からのヴォーカルレッスンに取り組みました。
時間通りにレッスン生がやってきました。この方は、「発表会」には意欲的な方で、楽曲を決めてきました。練習もしてきたようで、カラオケで歌っても、いくつか指摘しただけで、殆ど発表出来ようになっていました。細かい表現のアドバイスをしたり、歌詞付けやビブラートの課題について話しました。2曲目は決めてこなかったので、今までレッスンした曲の中から選曲しました。2曲とも殆ど大丈夫でした。次回、2週間後のレッスンに、通しの合わせをすることにしました。
この方は「発表会」には、自分の目標を掲げ取り組んでいるようです。事前に歌も練習してきていました。仕上がりも表現力も上々でした。真面目に取り組むタイプなので、上達が著しい感じがしました。当日の服装や段取りを話し、レッスンを終了しました。
次のレッスン生は15時からのピアノのレッスン生です。課題曲の右手と左手の演奏が合わないので、最初の段階から進めていました。今日は、左手のアルペジオを演奏しながら、歌を正確に歌うところまで課題を掲げました。左手のアルペジオを止まらないで演奏しながら、歌のメロディ―を歌詞付けで歌うというものです。何回か繰り返し練習して、何とか出来るようになりました。左手のアルペジオは、パターン化されたいくつかの種類の伴奏です。それを間違えることなく変えながら、歌を同時に歌うのです。そのハードルは大体越えられた感じでした。次の課題は、アルペジオを演奏しながら、メロディ―を、その調の階名で歌うことです。それも正確に歌うことが必要です。左手のアルペジオとずれないように歌うことが大切なのです。それが出来れば、右手の演奏がぐっと近くなります。次回までの課題にしてレッスンを終了しました。
この方は、週一のペースのレッスンでは間に合わないようなので、週の半ばにもレッスンを予約していきました。何とか今回の難しい曲のピアノ演奏をクリヤーするために、何とか支援していきたいと思いました。この方は、物凄い頑張り屋で、何時間もピアノに向かっているようなので、ピアノを両手で演奏するという難しい課題をクリヤーしていくのではないかと思いました。
これほど集中的に練習する方も珍しいと思いました。正しい練習方法を身につければ、どんどん上達していくと思うのに、今までの練習方法が間違っていたようです。今回練習方法を噛み砕いて、一段ずつ丁寧に積み上げていく方法で取り組んでいます。それが積み上げれば、必ず演奏出来るようになると思いました。練習後、また階段を一段上ったような感じで、満足していました。次回までの課題を明らかにして伝え、練習を終了しました。
この方は、現在車が使えない状態なので、帰りは家まで送っていくことにしました。暗くなった夕暮れの中を、家まで送っていきました。次回のレッスンまで課題をクリヤーできればいいなと思いました。
送ってから再びスタジオに戻り、残務を整理してから、家に帰りました。パソコンは、まだ修理できていません。金曜日にイントラに診断してもらってから、修理に出すことにします。パソコンは、スタジオのものを持参しました。当分持ち歩きで用を足すことにしました。
家に帰って風呂を沸かし、パソコンの作業を終えてから、夕食にしました。
今日は一日レッスンを通しました。アコ2名、ヴォーカル、ピアノのレッスン生でした。皆、一生懸命、自分の課題に向かって頑張っていました。「発表会」に向かって取り組む方は、いよいよ気合いが入ってきた感じがしました。
私もたくさんの曲の伴奏を引き受けるので、これからさらに気合いを入れていきます。これからが追い込みに入っていきますが、一人一人の意気込みが、充実感で満たされるような素晴らしい「発表会」になるように、頑張っていきたいと思いました。