ヴォーカルレッスンでの二人の逸材の発見 | アカデミー主宰のブログ

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仙台ミュージカルアカデミーの旬な日常情報をお届けします。
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ライブ動画も掲載しました。検索は、ユーチューブで「仙台ミュージカルアカデミーライブ&発表会、花は咲く 荒浜」です。

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今日は日記を更新して、朝食を済ませ、軽トラックでスタジオに行きました。乗用車は出してあるのですが、明日のステージ機材は、午後の積み込みにしたためです。スタジオでは今日の課題を整理しました。パソコンで作業をしてから、何人かに電話連絡をしました。風呂での友達が、前にアルミサッシの網戸を取り付けたいと話していたので、気になっていました。どうしても特別注文の網戸になるということなので、現場を見せて貰うことにして、伺う事にしました。午前中時間が取れたので、すぐに友達の住んでいるアパートに行くことにしました。住所を聞いて、場所の見当をつけて行き、電話で案内してくれたら、すぐに友達のアパートが分かりました。現場を見たら、市営住宅の窓のサッシの前に網戸を設置したいと言うものでしたが、窓枠が出張っており、アルミサッシを取り付けることができないような構造になっていました。それでも無理して取り付ければできないこともないので、長さをきちんと測り、その大きさのサッシを購入するか、自分で作って、はめ込む形なら取りつけることが可能なことが分かりました。友達にアドバイスをして、ホームセンターで、ジャストフィットしたサッシを探すように話しました。サッシは、後で本人が時間をかけて探してくることにして、昼が近づいたので、近くで一緒に昼食を食べることにして出かけたのですが、行ったお店が休業日で、またお店を変えて、結局釜揚げうどん屋に入り、美味しいうどんを食べてきました。私にとっては、久しぶりの外食でしたが、たまにはこのような外食もいいものだと思いました。友達をアパートまで送り、私はスタジオに戻って来ましたが、午後からの機材の積み込みがあるので、その足で家に帰り、車を乗り換えて乗用車でスタジオに行きました。
 昼を過ぎたので、早速、明日のステージの機材や準備物の積み込みに取り組みました。
積み込みが終わった所で、14時前にレッスン生がやってきました。
 
今日のレッスン生は、ヴォーカルのレッスン生で、文学講座以降に来るようになった方でした。前にも他の先生について勉強してきた方で、「カラオケ交流会」にも参加していました。この方は音楽的な基礎はできていました。音程やテンポ感は確実で、歌唱力も安定しています。素晴らしい歌声の持ち主でした。発声の基本は出来ているのですが、声が余りにも「ベルカント唱法」過ぎるために、クラシックっぽい歌唱になってしまうのです。それはそれで素晴らしいことなのですが、一般のポップスや演歌には、楽曲が合わない感じがすることが課題でした。
何でも上手にこなすのですが、声に合った歌に出会っていない感じがしたので、前回からこの素晴らしい声に合った歌を探していこうと取り組みが始まっていました。今日は、前回に選曲した課題曲からレッスンしたのですが、立派に仕上げてきました。殆ど指摘する箇所ないほど、ノーミスで仕上げていました。楽譜にも細かい記載をして、自分なりに学習を深めてきたことが分かりました。前回指導した、姿勢や表情、歌う時の視点、体の重心などは、きちんと習得して、直っていました。歌い方も、体の横揺れが少なくなり、安定してきました。確実になってきた証拠が感じられました。
前回は、声に相応しい様な曲を選曲したので、歌ってみたら、びっくりする程の見事な仕上がりを見せていました。指摘する個所も2個所ほどあったのですが、音程の確認程度のことでした。テンポ感は抜群でした。一つの子音の発音が気になったので指摘したこと、伸ばす音をクレッシェンドをしながら、もう1拍程度多くのばすことなどでした。この楽曲は十分な仕上がりを見せていたので、MDに収録して聴いてみましたが、既にCDに仕上げることが出来るほどになっていました。
あと残すことは、コンクールに出る場合は、ミリ単位の修正だけだと思いました。それ程、この楽曲は素晴らしい仕上がりだと感じました。
この楽曲が仕上がったので、さらにもっと声に合致した楽曲を探すことにしました。自分で今日持参した曲も歌いましたが、私の意見としては、もっと声に合った曲があるのではないかということでした。かなり完成度が高く、殆ど指摘する個所も、僅かな部分だけでした。テンポ感が完璧で、安心して聴くことができる歌唱力がありました。この曲でも、やはりもっと声に合った他の曲があるのではないかと感じました。
私の思い当たる所で選曲をし、知っている曲なので歌ってみました。イメージで選曲したのですが、これがなかなか合っているような気がしましたが、簡単なようで、なかなか難しいと感じる曲でした。でも何となく声には合っているような感じもして、いい雰囲気を醸し出していました。楽曲は、上手に歌えるだけではダメなのです。その曲の雰囲気を、リアルに醸し出すことも重要なエレメンツなのです。だからこそ、その楽曲と声の合致が問題になるのですが、この楽曲は、また違った感じもして、楽曲に合っているようには感じました。でもさらにジャストフィットした感じの曲を探したいとも思いました。
この方は10月にステージを目指しているようです。話したら7月中には選曲を完了したいと話していました。果たしてどの楽曲を選曲することになるのでしょう。私は今までの中では、今回仕上げてきた楽曲が一番、本人の声にも、今の時代の状況にも、楽曲の内容的にも合致しているような気がしています。でも更に探し出し、もっと声に合った楽曲が見つかるかも知れないとも思いました。
これからも、この方の歌唱を支えて、10月のステージには、素晴らしい歌唱で、全ての観客を魅了させたいものだと思いました。このレッスン生は、それ程の可能性を秘めた逸材だと私は感じました。ステージに立つための全てのノウハウを伝授し、申し分ない歌唱が出来るように、これからも指導して行きたいと思いました。
 レッスン生は、1時間以上のレッスンを終了して、次回までの日程を確認して帰って行きました。このレッスン生は「カラオケ交流会」などで歌うだけなら、100点満点の申し分ない歌唱力の持ち主なのですが、10月のステージで歌うという目標があるので、全ての観客を魅了するための、ミリ単位の指導が必要なのです。今日は、このレッスン生がこの課題にも立派に立ち向かえる可能性を秘めた逸材だと、強く感じたレッスンでした。このようなハイレベルなレッスンも、私は逆に気合いが入っていいものだと痛感しました。
 
 レッスン生が帰って、明日のステージで持参する物の再確認をしながら、必要な物を積み込みました。何度点検しても、もしかしたら使うかも知れないものがあるからです。
テレビを見ながら、準備作業をしていました。