

今日は今回
2回目の「うたごえバスツアー」の日です。朝は雲ひとつない快晴の中を出発しました。日記を更新し、朝食を済ませました。洋服も今日はガラット変わって、白っぽい服装にしました。でも調節のために薄手のクリーム色のニットのV字セーターと、白の薄い綿のジャンパーを着て行きました。靴も今までにない白っぽいスニーカーにして、春の衣替えのようになりました。草取りのおじさんの家に車を駐車させてもらい、時間通りに待ち合わせ場所に行きました。今日は9時ちょっと過ぎた頃、バスがやってきて、乗り込みました。今日は、いつもより大きめの豪華なバスで、満席の42人で出発です。添乗員は初めての女性の方でした。前と同じルートで目的地を目指します。 今日は荷物を前より減らしたので、幾分楽になりました。準備をして、すぐに挨拶をしてから、「うたごえバスツアー」が始まりました。
天気は快晴、車窓には素晴らしい風景が広がっていました。高速道路からは、福島盆地(信達平野)の風景が広がり、遠くの雪を頂いた山の稜線がくっきりと青空に浮かび上がっていました。東北道の国見SAで休憩した後、福島西インターで下り、国道115号線で裏磐梯側に向かいました。福島の果樹園などの春の風景が広がっていました。桜も満開ですが、その他の果樹の花も咲かせていました。
土湯温泉を過ぎて、前に寄った土湯の道の駅には寄らず、そのまま峠を越えて、最初の桜の名所、猪苗代の観音寺川沿いの桜並木に行きました。前に訪れ、桜はまだ咲いていないことは分かっていたのですが、そこを確認してから、会津方面に向かいました。今日の花見の会場は、やはり前と同じ鶴ヶ城になりましたが、今日は先に喜多方に向かうことになりました。先日は昼食が遅くなってしまったからです。先に喜多方で昼食を済ませてから、蔵の街を散策することになりました。
空は雲ひとつない快晴です。磐梯山の雄姿や猪苗代湖の湖面が輝いて車窓に広がっていました。高速道を使って喜多方に向かい、丁度昼時間に到着し、喜多方ラーメンの御膳を頂きました。前に頂いたものと同じでしたが、やはり出されたおかずはどれも美味しかったので、今日は全部の品をお土産に買ってしまいました。ミガキニシンの山椒漬け、棒だらの甘露煮、それに小茄子の漬物、喜多方ラーメンと、全部の品をお土産にゲットしました。前回は購入しなかったのですが、美味しくて帰ってからも頂きたいと思ったからです。
蔵の街の見学、散策の頃は、日差しが強く夏の様な暑さになりました。上着は脱いでシャツだけで移動しました。前回よりも興味が出て、詳しく見て回りました。蔵の中に、お酒を作る会社があったのですが、酒の醸造に音楽を聴かせて醸造する蔵の見学もしてきました。どうしたわけか音楽はモーツアルトを聴かせるそうです。他の音楽、ジャズや演歌などをいろいろ試したそうですが、モーツアルトの音楽が醸造に一番良いと言うことでした。その蔵の名前も粋蔵と書いて、クラシックと読むそうです。そこでは様々なお酒が売られていました。蔵の街の中には、「あずまさ」という名前の資料館になっている所もありました。約二百年以上も昔に作られた蔵を大切に生かしながら使っている蔵でした。内部は全て漆塗りの歴史を感じさせる内装になっていました。様々な民芸品が売られていたり、お土産ものが売られていました。
蔵の街の散策を終えて、今度はいよいよ鶴ヶ城へ向かいました。昼すぎの会津盆地には満開の桜の風景や360度の連山の大パノラマが広がっていました。雪を頂いた飯豊連峰の全景を眺めることができたのは、初めてでした。本当に周りが山々で囲まれていて、その会津盆地の中心部に会津若松の鶴ヶ城がありました。
今日は大型連休初日なので、混雑状況は一昨日の比ではありません。鶴ヶ城銀座と呼べるほどで、人がぞろぞろと歩いていました。今日は何とここでお城と桜をバックにして演奏することになりました。バスの中で歌いながら、そんな話題になり、バスの中で練習した「荒城の月」を歌いました。大勢の観光客の前で歌ったら、沢山の人々がカメラを向けていました。合唱も盛り上がって大成功して、大きな拍手が来ました。アンコールの声も掛ったので、もう1曲披露することになり「川の流れのように」を合唱しました。この曲もみん一所懸命歌い盛り上がりました。歌いながら涙を流す方もいたり、添乗員さんも感動して少しウルウルきたと話していました。
鶴ヶ城での合唱を大成功させることができて本当によかったです。何しろ天気は快晴で、青空の中のお城や満開桜をバックにした合唱は、歌った皆さんも嬉しかったのではないでしょうか。皆が撮影したカメラには、どんな画像が取られているか楽しみです。今日のお客さんの中には写真家の方もいて、合唱風景やお城など沢山撮影していました。
その後、自由行動でのお城散策を終えてきましたが、今日は本当に物凄い混雑でした。やっと会津にも観光客が戻ってきたように思いました。
バスに乗り込み、今度は磐梯熱海温泉まで高速道路で飛ばしました。午後になっても雲ひとつない快晴の天気が続き、車窓には見事な風景が広がっていました。
磐梯熱海温泉付近は一昨日頃に桜が咲き始めていましたが、今日は満開に近づいた感じでした。磐梯熱海温泉の「はなの湯」というホテルの温泉入浴です。とても気持ち良い温泉で、男性は1階の風呂、女性は10階の展望風呂でした。男性の風呂も露天風呂が沢山あり、広々とした温泉でした。本当に気持ち良くなりました。
瞬く間に時間が過ぎていきました。温泉を出発したのは17時半を過ぎていましたが、今日は一日充実した内容で過ごすことができました。バスの中では休みなく歌い通しました。
主題歌の合唱、震災復興ソングも歌いました。「春の歌と特集」や「思い出の歌集」はほぼ全曲歌い通しました。結局持参したカラオケは使わず、アコーディオンだけで通しました。休みなく歌ったので、お客さんの疲れたことでしょう。
帰りのバスの中でも、宮城インターの西道路の半ばに来るまで、歌い通して終了することができました。仙台駅西口到着は、19時20分頃でした。レッスン生の夫婦の客さんに荷物の運搬を手伝って貰うと言う理由で、一緒に下車しました。
レッスン生の家は、私の下車した場所から近い場所にありました。手つだって貰って良かったです。荷物は大きなものが幾つかあったからです。
駐車していたトラックまで戻り、おじさんにお土産を渡してから、スタジオに戻り荷物の収納をしました。無事帰って来た感じがしました。疲れたのですが、今日もとても充実した一日になりました。
今日の「バスツアー」は、今まで実施した11回のバスツアーで、一番良い天気でした。快晴で帰る時まで、雲を見ることがなかったからです。吾妻連峰や安達太良山、磐梯山や飯豊連峰など、雪を頂いた全ての山々を見ることができました。うたごえも盛り上がり、鶴ヶ城での演奏を成功させることができました。こんなに盛り上がったのは、本当に久しぶりでした。これはまさにバスツアーの醍醐味でした。これからもこのような、演奏する機会をもてるようなバスツアーにしていきたいと思いました。
素晴らしい天候に恵まれ、一日を充実して過ごすことができました。また一つ思い出が増えたような気がしました。
スタジオで整理をしてから、家に帰ったのが21時を過ぎていましたが、買って来た会津の美味しい料理で夕食を頂きました。焼酎にはミガキニシンの山椒漬けや小茄子の漬物があいました。お土産を頂きながら、今日一日の素晴らしいドラマを思い出していました。