続ける方は、やはり根性があります。特に年配になってから始める方は、ほとんどいませんので、この方は、本当に根性があります。やはりヴァイオリンの音が好きにならないとダメでしょうが。何と今では、初級の第一課程の終わりまできてしまったのです。今迄一生懸命レッスンしてきたからでしょう。
この方も何となく、性格が私に似ている方だと思いました。
私はレッスン後、床屋に急ぎました。長く伸びなくても、白髪が目立つのが嫌なので、2週間に1度散髪に行きます。今日も、午後から演奏依頼があり、人前に出るので、散髪に行きました。今は鋏を使わない散髪屋があるのです。それも早く済ませることができます。
多賀城のスーパー銭湯が、大津波で被災し、床屋がまだ開店していないので、鋏を使わない床屋に行きました。見事に刈ってくれて綺麗にしてくれました。
お腹が空いたので、久しぶりに牛丼屋でセットの食事をしてから、花見会場に向かいました。すでに葉桜の季節でしたが、しだれ桜は、綺麗に咲いていました。
市内の有名な桜の名所、自粛ムードで一度は中止になったのですが、復活して実施、アコーディオン演奏で呼ばれました。20人もの方が集まり楽しい花見酒になりました。生憎の天気で小雨がパラついてきたので、早めに退散することになりましたが、何曲か演奏し、楽しんでもらいました。生オケで伴奏もしました。
出された花見弁当が、これまた素敵、2段重ねの重箱仕様、今時の弁当は、本当に綺麗に作ってありました。私は、演奏の仕事があるので、ほとんど食べず持ち帰りました。
早めに終了したので、楽器や音響機材をスタジオに収納し、多賀城の兄の家に引っ越しの荷物の積み込みに向かいました。
様々な荷物があって、結構な分量かなと思ったけれど、積み込んだら意外と簡単に積み込めました。軽トラックですが、積み込みの仕方で相当な量が入ることがわかりました。トラック荷台の丁度半分程度でしたが、積み込みは終了しました。姪の大学進学での引っ越し依頼ですが、明日、朝9時出発で、福島県郡山に向かいます。
積み込みが終わった所で、早めの夕食をご馳走になってしまいました。兄嫁は本当に料理が上手で、出されるもの全てが美味しい料理でした。腹いっぱいになって帰ってきました。家にお手伝いさんが待っていましたが、綺麗な花見弁当をお手伝いさんに渡して、夕食にしてもらいました。
もう明日からは5月です。1年の4分の1が終了です。今年は、特に早いものでしたね。大震災が発生して、無我夢中で過ごしてきた50日余り、あっという間に過ぎてしましました。季節は変わって、若葉の季節が訪れています。
この1年は、本当に充実した1年でしたが、大変な課題にも挑戦した1年でした。これからは、肩の力を落としながら、人生を楽しんでいく1年にしていかなければならないと思いました。
二度ほど疲れから体調を崩したことが、それを教えてくれました。頑張るだけが人生ではないことも知りました。
これからは震災で亡くなった人々の分まで生きなければなりません。人々のために何か成し遂げていかなければなりません。
自分だけががんばって、体調を崩しては何にもなりませんから。これからは人生を楽しんで生きていきたいと思うようになりました。
気持ちを切り替えて、人生を楽しむことも人生ですから。そんな人生を歩んでみたいものです。