今日は、朝早く起きたので、朝食は、食欲がなく無理かなと思ったけれど、おにぎり、スープ、ジャコ入り野菜炒めなどを作ったら食欲が出て、何となく食べることができました。
朝食の後、お手伝いさんを多賀城まで送ってから、避難所回りの演奏に出かけました。時間に余裕があったので、給油してから、スタジオに寄って、少し時間を過ごしました。一昨日の地震の影響で、スタンドは停電で、営業していないスタンドもありました。自家発電で営業しているスタンドで給油することが出来ましたが、またスタンドが混んでくるような気がしました。途中何度か、スタンドに並ぶ列を見ました。
避難所演奏への集合は、9時半なので8時40分出発で、名取まで直行、時間通りに集合場所のセンターへ、今日はアコーディオンサークルを中心ですが、歌声サークルや読み聞かせのサークルに声をかけていたということです。
すでに5~6名が集まっていました。9時45分から若干のレッスン、選曲の打ち合わせをして10時15分、避難所へ出発しました。本当に選曲と1回の合わせだけでした。それでも、皆何となく出来そうな気がしました。
避難所の大きな体育館に着きました。総勢10数名のにわか作りのコンサートになりました。挨拶をしてから選曲した曲5曲を演奏しました。
今日の演奏曲は、「青い山脈」「サザエさん」「野に咲く花のように」「たんぽぽ」「ふるさと」の5曲でした。
その後、場所を替えて、第2体育館でも同じ演目で演奏しました。第2体育館も避難所になっていました。レッスン時間も少ないのに、皆頑張って歌い、演奏をしていました。
私は、今日で4回目の避難所回りです。ソロでの演奏や大学生と一緒の合唱で、鶴岡の音楽集団とのコラボ演奏、歌声サークルやアコーディオンサークルとの演奏など毎回変わりますが、避難所回りの演奏活動を続けてきました。
毎回いろいろな感動がありました。避難所の皆さんは、やがて1カ月の避難所生活で疲れが出てきているように思われました。みんな手を振って喜んでくれました。
無事演奏が終わって、ホッとしたらもう昼です。皆は昼食会やるようですが、私は次の活動のために急いで戻りました。家に帰って、戻っていたお手伝いさんと、急いで昼食を取りました。昼食は、残りのカレーライスとスープなどで済ませてからスタジオに戻りました。
13時からレッスンを予定していたからです。スタジオには、既にレッスン生が来て待っていました。今日は、震災後初めてのヴァイオリンのレッスンです。今日からまた始めることにしたそうです。音出し、ボーイングからレッスンを始めましたが、1ケ月のブランクを感じさせないほど出来ていました。少しずつ自主練習をしてきていたことが分かりました。ブランクが感じられず、レッスンをすることが出来てよかったです。新しい曲にも入りました。上達してきていることを、本人も感じているようでした。嬉しいこともありました。レッスン料は、毎回事後に頂いていたのですが、この方は、まとめて月4回分を前納してくれたのです。まとめて払いたいと申し出てくれたのです。本人のためにも前納制の方が、レッスンへの意欲の喚起のためにもいいのかなと思いました。この方式を、他の方にもできればいいなと思いました。本人の希望により、これからは前納制を働きかけようかと思いました。
レッスンが終わってコーヒーを飲みながら様々な談笑をしました。もう一人のレッスン生は、自宅が被災し、しばらくお休みとのことでした。談笑しながらコミュニケーションをとることは、思わぬ情報交換にもなります。その方はバイクで移動しているのですが、新しい中古のバイクや自転車が欲しいということで、私の知っているバイク屋に掛け合ってあげることにしました。いいバイクが見つかるかも知れません。また、自転車は、私の使わないのがあれば、安く譲ってあげてもいいかなと思いました。話は思わぬ情報交換の場にもなるものだと思いました。
帰った後は、しばらくスタジオ内での細かな作業に取り組みました。ビデオ撮影の準備をしたり、思いついた黒猫の前布の製作をしたり、パソコンの作業をしたり、いろいろしている間に、あっという間に夕方になってしまいました。
急いで家に戻りましたら、お手伝いさんが、ちゃんとご飯を炊いて、風呂を沸かしておいてくれました。私は夕飯の買い出しに出かけました。
スーパーでは、丁度半額セールを始めていましたので、美味しい食材を半額でたくさんゲットしてきました。久しぶりにトンカツを食べたくなったので、揚げトンカツをゲット、夕飯はこれに決まりでした。家に帰って夕飯の支度は、キャベツの千切りとみそ汁だけです。熱々の風呂に入ってから、久しぶりの美味しいトンカツ定食で夕食を頂きました。ビールやお酒もとても美味しく感じられました。お手伝いさんも、トンカツが好きなようで、喜んで食べていました。
お手伝いさんが、自宅が被災し、家に来るようになって、やがて1ケ月です。毎日家事をやってくれるので助かります。自宅は、床上浸水で、大家さんが家を取り壊すことにしたそうです。そのための引っ越し作業もあるそうです。私には手伝って欲しくないようで、自分だけでやると言っています。果たして今度はどんな家に住むのか、市営住宅に入れればいいなと思っています。
毎日本当に次々と課題が出てきますが、一つ一つこなしながら前に進んでいきたいと思っています。
HPの威力は本当に凄いものです。黒猫のHPは、自力で制作したもので、たいしたものではないのですが、最近黒猫の注文が入るようになりました。それも新型黒猫の注文ばかりです。HPは全国区です。知らず知らずのうちに、たくさんの方々に見て頂いていることを実感しています。
新型黒猫は、恐らく日本全国で、このような立体的かつストリングス風な形をした黒猫を製作するのは、私だけだと思います。それが少しずつ知れ渡るようになったからかなと思っています。立体的で量感があり、かつリフトアップ効果があり、しかも前布幅は極限で1cmまでと、際どさエロさも備えた新型黒猫は、恐らく他にないと思うからです。
オーソドックスな黒猫ならば、従来のもので大丈夫ですが、やはり際立つ立体感、量感、さらにエロさを求めるからこそ、注文してくるのではないかと思っています。
1点物ですので、1着ずつ丁寧に製作していきますが、新型黒猫No6まで試作してきたこの方向を、これからもさらに改良して、研究していきたいものだと思っています。
これからの方向は、紐を極力細くすること、もっと際どくギリギリまで形取りを極めること、それによってストリングスとの合体を図ることではないかと考えています。
ただ黒猫製作にも難しさもあります。竿の長さや太さ、玉袋の大きさは、全て人それぞれで、それにジャストフィットした黒猫がなかなか製作できないということです。
本人は、自己申告で、大中小を指定してきますが、それで合えばいいのですが、際どいストリングス風の場合、ジャストフィットが難しいということがあります。
実際に採寸できれば、申し分ないのですが、それが出来ないのが残念です。玉袋の大きさと竿の長さと太さをトータルとして、どう測定し、大きさとして分けるかが課題になっています。大切な一物の大きさや量感を捉えるという一番微妙な部分ですが、それが唯一ストリングス風製作の一番の難点、課題になっているのです。
大雑把なゆるい黒猫で満足できればいいのですが、ストリングス風好みの方は、ぎりぎりのジャストフィットを望むので、そこが難しいのです。でもまた、それがスリルがあってエロいのかも知れません。
ジャストフィットした新型黒猫は、本当に満足するし、気持ちいいものです。何とも他には表現できない位です。それが新型黒猫の醍醐味なのかも知れません。
今迄にない新型黒猫の愛好者のために、これからも新しい黒猫の製作に勤しんでいきたいと思っています。