「出来なかったことが出来るようになる」、これが音楽学習の本質 | アカデミー主宰のブログ

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仙台ミュージカルアカデミーの旬な日常情報をお届けします。
HPには更新が面倒で記載できない、日々の出来事情報を織り込みます。ご期待下さい。
ライブ動画も掲載しました。検索は、ユーチューブで「仙台ミュージカルアカデミーライブ&発表会、花は咲く 荒浜」です。

 昨日は、午前から通しのレッスンが3件続き、その後夕方に1件、合計4件のレッスンに取り組み、無事終了しました。


 1件目は、ヴォーカルのレッスン生、カラオケクラブの「月間」の大会に出場する、物凄く難しい曲を練習しました。

 何と、細かい修正部分が直って、素晴らしい歌唱になっていました。

時間を掛けることの大切さを実感しました。


 大会への見通しが出てきたことを話しました。その他の新曲も丁寧に音取りをしました。意欲的な方で、全部、レッスン風景を録音していきました。

 

 普通、他の教室ではレッスンの録音は不可のようですが、ここでは可にしています。最近は録音していく方が増えてきました。

 やはり意欲の表れだと思いました。


 2件目は、アコのレッスン生、物凄く早い進歩の方ですが、最近壁を感じると話して、レッスンのペースを緩くしようかとの話もありましたが、意欲があり、速く上達したいなら、今までのペースで取り組むことを話しました。


 去年、12月の発表会辺りからレッスンを始めて、今は懐メロフルバージョン曲をレッスンしています。

 

 交互ベースを自由に使う段階に入り、昨日は、ベースソロの練習をしました。ベースラインの運指の技を伝授しました。

 

 話し合いの結果、今まで通りの週一のペースで取り組むことになりました。懐メロの曲は、演奏会向けにフルバージョンで、笛替えをしながら、大体弾けるようになっていましたが、さらに弾き込みが必要なことを話しました。


 3件目の方は、ヴォーカルの方で、4月初旬のステージを控え、歌唱曲の仕上げに取り組みました。どうしても修正したい部分を録音して、ソルフェージュで何回も練習しました。

 意欲的な方で、この方も、週一のペースを、これからも取り組むと話していました。

 地域では様々な活動をしながら、歌の活動もしている方で、ヴォランティア活動の知識の一端も話してくれました。何ごとにも意欲的なのが、課題を克服していく力だと感じました。


 午後は、少し時間があったので、友人宅に行き、不用品の引き取りの話をしてきました。今度、時間があるときに、取り組むことにしました。


 4件目のレッスンは、弾き語りのレッスンでした。発表会に向けての選曲に入っていますが、今日は、新たな曲を、弾き語りで練習しました。ニューミュージックの細かい音符を修正しながら、練習をしました。その他歌唱曲の何曲かにも取り組みました。

 

 音程を完璧にするためには、ソルフェージュが最後の武器になることを話しました。どんなに細かい音符も、ソルフェージュの力があれば克服できることを話しました。かなりの音感の良い方で、ギターはバッチリ仕上がっていました。


 4件のレッスンを終えて、様々な感想を持ちました。皆さん、難しい課題曲に取り組んでいて、必ず壁に必ずぶつかります。

 その時に、そんなにがんばらなくてもいいや、と投げ出してしまえば、それで終わりです。壁を乗り越える方法を伝授することが、レッスンの役割だと思いました。


 一人一人の課題に寄り添いながら、それを具体的に壁を乗り越える手立てを講じ、伝授することを、レッスンを通して伝えていきたいと思いました。


 レッスン生の一人が話していました。「出来なかったことが出来たときの感動があるので、頑張って取り組んでいる。」


 必ずできなかったことは、出来るようになるのです。その技の積み上げが、音楽学習そのものなのだと思いました。