2件のレッスン、無事終了、「平均律」の学習でソルフェージュに | アカデミー主宰のブログ

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 昨日は、午前は用足し、昼には昨日のドコモに行き、携帯電話の残りの手続きを済ませて来ました。


 午後には、2件のレッスンがあり、無事終了しました。


 1件のレッスンは、ヴォーカルの方のレッスンですが、ソルフェージュの学習に入るための、楽典の指導をしました。

 

 「平均律」の基礎理論をレクチャーしました。1時間だけでは足りないようですが、一通り説明し、次回から、「平均律」のソルフェージュで勉強していくことになりました。

 

 本人は、「充実した」と喜んでいました。次回からは、課題曲を、全てソルフェージュで学習していきます。宿題も出して、頑張ってくると話していました。


 もう1件のレッスンも、ヴォーカルの方で、「発表会」の課題曲、2曲を選曲してから、「平均律」の基礎理論をレクチャーしました。


 この方は、以前から取り組んでいるので、今回は、和音の種類、調性、平行調や同主調などに絞ってレクチャーしました。


 この方も、ソルフェージュで学習を進めることになりました。様々なステージで歌っている方ですが、楽典を身に着けたいようでした。


 調性や和音の学習では、ギターも習いたいと話していました。


 音楽の勉強は、基礎理論から学ぶのが、最終的には、近道なのですが、なかなかそうはならないのが現実です。


 でも中には、自分で考え、「平均律」の学習に取り組む方も出てきたのは、素晴らしいことだと思いました。


 知人の音楽講師も、教室で指導していて、楽典の勉強が必要だと話していました。必要になった段階で、誰でもそのことに気付くのだと思いました。


 音楽のバイブル、「平均律」、そして、ソルフェージュは、学べば、恐ろしいほどの凄い力を発揮するのですが、なかなかそれが分からないようです。


 日本の音楽教育では、ほとんどそれがなされていないからです。

日本の音楽大学でも、勉強しないという方もいた程でしたが、そんな歴史的な音楽教育の弱点が、日本の音楽教育にはあると思いました。


 ヨーロッパ他の全世界では、この17世紀以降に、バッハやモーツアルト、ベートーベンそのほか多くの音楽家によって確立された「平均律」が、全ての音楽の土台になっているのですが、どうしたわけか、日本の音楽教育には、取り入れられていないのです。難しすぎると敬遠されて、「固定ド」の学習が、はびこってしまったからではないかと思いました。


 本当の音楽理論、「平均律」、そしてソルフェージュが、レッスン生に少しずつ定着してきていることに、ささやかな喜びを感じていました。