第1回目の「フランク永井歌う会」が無事スタートしました。皆さんで進め方を話し合ってから入りました。
コンクールで歌う曲はまだ決まっていないし、歌を歌ってみてみてから考えることになり、最初は各自が希望する曲をどんどん歌っていきました。皆さんは、レパが多く、いろいろ歌えるようです。
3曲ずつ歌ったのですが、更に伸ばすレッスンにはならないので、楽譜を使っての指導の実践を少し示して、
楽譜に基づく指導をこれから展開することを話しました。
そのためには各自が、楽譜を使ってレッスンする曲を決めることが第一です。その曲がコンクールチャレンジにならなかったとしても、まずレッスン曲を絞ることが大切です。
次回までにはレッスン曲を決めてくることにしました。楽譜の見つからない曲もあり、レッスン曲を絞る妨げになったようでした。
楽譜の見つからない曲は、採譜して作成することを了解してもらいました。
採譜の楽譜でも良いから、その楽曲に取り組み、レッスンを受けたいようでした。
人数が多いので、それぞれが違った自分の選曲の曲を歌うので、合理的に進める必要があります。
次々にレッスンしながら、楽譜に記載しながら指導していくことにしました。
レッスン生は、次回まで自分の練習したい曲を決めておくこと、楽譜がない場合は、準備する必要があるので、連絡して頂くことにしました。
レッスン中は時、間が無駄になるので、予め準備する必要がからです。
それにしても集まった方々は、一人残らず素晴らしい歌唱力がありました。コンクールを目指すだけの方々だと思いました。でも私には、コンクール突破するには、まだまだ「ダイヤモンドの原石」だと思いました。
磨くべき課題が一人一人全員にあることを感じたからです。一人一人の個性の素晴らしさを引き出しながら、歌唱力、表現力をアップすることが指導の大切な部分だと思うからです。
本当に誰一人とっても、それぞれ別々に素晴らしい面が感じられました。でも全部が一人に備わってはいないのが現実です。
その素晴らしい個性を輝かせながら、必要な部分を補う指導を積み上げ、全体としての表現力を高めること、これが指導の道筋です。
皆さん、かなりのレベルで、一般には素晴らしい歌唱力の持ち主として称えられる方々ばかりでしたが、コンクールはそれだけではダメなのです。更に高い領域まで到達する必要があるのです。
コンクール突破に向かってのグループレッスンなので、一人一人の期待に応えられるように、
これから先のレッスンを、実践的に、科学的に、そして音楽的に、豊かに積み上げていきたいと思いました。