歌を覚えるとき、歌手の歌を聴いたり、CDを購入し、またはUtubeを聴いて覚える方がほとんどです。
いわゆる「耳覚え」です。ソロの歌を覚えるにはそれでも大丈夫です。
難しい曲や、テンポが取りにくい場合でも、楽譜を使わずに、何回も聴きながら、
何とかクリヤーしている方がほとんどです。本当は楽譜による学習が、一番合理的なのですが。
でも、クリヤー出来れば、それで良いのですが、ハーモニーのある曲を覚えるときはどうでしょうか。
メロデーの音に引っ張られれ、なかなか「耳覚え」だけでは、習得は難しいです。
当スタジオでは、すべて楽譜で音取りをしますが、そんな時、コールユブンゲンを学習していると、
早く音程を取ることができるのです、
コールユブンゲンの学習では、物凄く音程感、スケール感が身につくからです。
(この教則本は、本来それが目的なのです。500円程度の薄い冊子です。)
この音程感やスケール感が体に入っていると、ハーモニー学習で、ほかの音を出されても、
自分のパートの音を、断固として正しく取ることが出来るようになるからです。
ただ歌を覚える方には、あまり必要でないように見える学習も、本当は、この音程感がとても必要なので
す。微妙なシャープやフラットにも対応出来るようになるし、そもそも音感が良くなるからです。
学習が進めば進むほど、この音程感やスケール感が必要になるのです。
コンクールやハーモニーでステージを目指す方には、特に必要な学習だということなのです。