さて今日は土曜、通常稽古の日です♪
◆7/13(土) 通常稽古
【場所】青葉体育館(仙台市武道館)
2階・柔道場
【集合】13:45
【稽古】14:00~15:55
【内容】クラス分け稽古
◇7/13(土) 希望者のみ特別練習
【場所】同上
【練習】16:00~16:30
【内容】ミットと向き合う30分
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今日の稽古会場は冷房設備があるので、室温や湿度をみて必要な水準になっていたら、迷うことなく冷房を入れます。当会稽古会員には園児や小学校低学年の子ども達がけっこういますし、50才代の方々も何人も通ってきているので。
高校や大学の運動部と同じノリを、こういう幅広い年齢層が集う地域団体では、適用することが出来ません。もし同じノリでやるとしたら、、それはとってもナンセンスです。事故のもとです。
いや、ナンセンスを飛び越えて、無責任ですらあります。安全管理者として当たり前の思考・感受性をもてないのであれば、こうした運動系の地域団体を運営、指導しないほうがいいです。
自分自身のレベルにおいて、困難な壁の一つひとつを乗り越えていくという努力の取り組みは、人間性の成長をめざす上でとても意義深いことです。心と身体の甘えをすてて、困難な課題に取り組んで、一つひとつを乗り越えていく。そういう取り組みを長期間にわたって続けていかなければ、自分の心が良化して太くなっていくことはありません。
世の中の課題に立ち向かう自分になるとか、地域社会の課題を少しでも改善できる自分になろうとするならば、、、何かしらのジャンルで「 自己課題を一つひとつ乗り越えていく 」という意欲的な経験を、ある程度の歳月でやっていかなくては、【 自力で立ち向かう 】という精神はなかなか身につくものではないです。
本当は自分自身の努力不足がうまくいかない主原因であるのに、「 できない自分 」を正視しないで、他人や環境のせいにしようとしたり。
やらなければならない自己課題から逃げ続けて、「 やらない自分 」を正当化しようとしたり。
・・・そういった困ったちゃん人間から自分自身を卒業させるために、自分の心がけの修練機会・修練手段として、武道修行という活動ジャンルがあるのです。
だから今の自分にとって乗り越えるべき、困難な壁があるのならば、どうか「 立ち向かう 」という心身の在り方を、自分自身の習慣にしてほしい。でもその一方で、どうしても間違えないでほしいことがあります。
それは・・
「 困難な壁に立ち向かう 」という取り組みと、『 明らかな無理をする 』という在り方は、まるっきり別物であるということです。
私は、自己課題と向き合う自分へと成長してほしい! と願っています。で、私は絶対に、『 無理をせよ 』などと言っていません。
マジメに一生懸命、取り組んでほしいのです。でも絶対に、無理をしないでほしいのです。一生懸命と無理は、まるっきり意味合いが異なります。別種の言葉です。
無理を重ねると、必ず本業に支障をきたします。本業に支障をきたすようなレベルのことをやり続けることは、それは本業にたいして無礼であり、やってはならないナンセンス思考・ナンセンス行為です。
頑張らせるという行為と、無理をさせるという行為もまた、まるっきり意味が異なります。
昨日のニュースで、柔道初心者である女性警察官(23才)が、警察学校内での柔道の練習中に、投げられて頭部を強打して重篤な状態におちいるという事故のことが、報道されていました。
安全管理者や指導側の人は、こうならないように細心の注意をしなければなりません。稽古をつけるという行為は、安全性についてしっかり配慮するという絶対条件のもとでしか、やってはならないのです。
当会の皆さんにも、この報道記事を引用紹介します。報道ですから、書いてあることが全部事実とはかぎりません。でももし全部事実であるとするならば、当会の皆さんはどう思うか?? です。
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柔道訓練で23歳女性巡査が意識不明の重体 乱取り中に頭強打か 京都府警
京都府警の警察学校(京都市伏見区)に初任科生として入校中の女性巡査(23)が、柔道の練習中に頭を強打し、意識不明の重体になっていることが12日、府警関係者への取材で分かった。現在、入院中で重篤な状態という。
府警関係者によると、女性は1日午後5時40分ごろ、警察学校の柔道場で、柔道の授業中に同僚の初任科生と技を掛け合う乱取りをしている際に投げられ、頭部を強打し、救急搬送された。緊急手術したが、術後も意識が戻っていないといい、重篤な状態が続いている。
府警関係者の説明では、女性は今年4月に府警に警察官として採用され、柔道は初心者だった。授業には初任科生約50人が参加し、教官3人が指導していた。授業開始時、全員に体調に問題がないかを確認し、女性に異変はなかったという。
府警は「武道の訓練中、事故防止に細心の注意を払っている。授業の管理や監督上の問題があったかなかったか調査している」としている。
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【上文章引用】京都新聞様記事
真夏の稽古においては、クーラー設備がある会場ならば、原則的にはクーラーを付けながら稽古をする。(※ 熱中症対策)
クーラー設備がない会場である場合は、おもいっきり運動強度を下げてやるか、または稽古そのものを緊急中止する。
「 甘すぎる! 」
・・・って感じる人もいるでしょうけど、これは安全管理者としての決断です。稽古会員の安全について責任を背負っているのは、安全管理者である私です。
だから真夏のクーラー付き稽古については、私は議論をしません。クーラーを付けっぱなしでフル稼動させるので、そのぶん運動強度をあんまり下げずに稽古して下さい。
(※ クーラーを効かせても、窓や外壁、天井からの輻射熱が入ってきます。なので春や秋よりもは、運動強度をいくらか下げてね。)
では皆さん、後ほどお会いしましょう。