野球の心! 団結力でつかんだ全員合格 | 仙台空手道クラブ志道館のブログ

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「仙台いずみ空手サークル」の団体名称で、平成25年1月から平成27年4月まで活動してきました。
平成27年5 月からは団体名称を【仙台空手道クラブ志道館】と改めて、全空連スタイルの空手道を稽古していく団体に生まれ変わり、活動しています。

昨日のカープは本拠地・マツダスタジアムで、タイガースとの試合予定がありました。しかし広島地方は朝から降雨であり、ゲーム開始前に試合中止が発表されました。


ゴールデンウィークの楽しみで、テレビでカープの試合観戦を予定していた当会稽古会員・保護者の皆さんが何人もいたと思いますが・・・マツダスタジアムはドーム球場ではないため、天候に大きく左右されます。仕方ありません。


天候しだいですが、今日もカープは対タイガース戦を予定しています。マツダスタジアムでの試合で、ナイターです。

プロ野球好きの当会の皆さん、私と一緒に(各人の自宅テレビの前で)カープを応援しましょう!





さてさて・・

昨日は宮城県空手道連盟主催の、「令和6年度第1回」公認段級審査会が行なわれました。


審査会場であった名取市民体育館の、1階ホールに置かれてあるスケジュールボードです。



審査会場は、2階の武道場でした。
1階のアリーナは、荒賀 龍太郎先生による組手技術セミナーの会場となっていました。


審査会場の写真は、審査が開始になる前であれば、撮ろうと思えば撮れましたが・・・そうすることを控えました。そもそも公認審査会は完全非公開ですから、審査実施前の時間帯であることを言い訳にして写真を撮るという行為は、それはモラルに反するだろうと思ったからです。

撮れるチャンスがあったから撮りました、、はダメです。ダメと言われてないにせよ、モラルに反します。審査会は完全非公開なのですから、審査開始前の時間帯の会場風景も、非公開という考え方をするべきです。そう考えて自己を制御することが、私は公認審査会の会場内におけるモラルだと思っています。


今回は当会から8名が級受審させていただき、8名全員が受審級を合格することが出来ました♪

前回(2/25、仙台城南高校)の審査会では、極めて多人数の受審者がいました。100名を完全に超えていたと思います。今回は50名弱の受審者で、10時からスタートした実技審査は13時頃までかかりました。合否発表と、その後の理事長訓話をお聞きして、そして審査会が完全終了したのは13時頃でありました。

公認段級審査会は、極めて厳格であり厳粛です。級審査では、自分が受審申込みした級よりも下の級での合格となった方が複数名でいました。これは一例としては、5級で受信審査申込みをしたものの、6級や7級での合格を言い渡されるものです。
自分自身の現在力量では難しい級を受審しても、出てくる結果は厳格です。当会が公認段級審査会について慎重な受審者推薦をしている事情を、これでご理解いただけることでしょう。何事も、そう簡単ではありません。

段審査では、不合格となった方々がいました。所属道場が自信をもって送り出した段レベルの受審者であっても、落ちることがあるのです。所属道場が推薦したから半ば自動的に合格するとか、そういう夢物語みたいなことは100%ありません。そう簡単ではないのです。

今の自分には不釣り合いな級や段を受審しても、出てくる結果は厳格です。今よりも上の級や段を欲しくなる気持ちを(少なくとも表面上は)完全封印して、毎週の通常稽古にしっかり出席する。それに努めること。
気持ちを表に出したところで、段級審査会には受かりません。気持ちばかりを高めるのではなく、受審する段級で要求されるスキルを高めること。つまり審査会で合格したいならば、何はなくとも通常稽古へのコンスタント出席! それこそが最大の近道です。



審査会を終えた後に、全員合格をお祝いして、会場近くのファミレスに行きました。


小・中学生の女子テーブルです。


小学生の男子テーブルです。



Oお父さん(右)と、Aお父さん(左)は、大食い競争のようなノリで食事を開始~♪
↓ 


Oお父さんの、焼き肉メガ盛りランチ!


Aお父さんの、メガ盛りグリルランチ!



お腹いっぱいになった後は、全員合格祝いの記念撮影。
当会は中学生になって部活を始めた稽古会員でも、退会しないで空手道の稽古を続けることを選択する子ども達がほとんどです。このバツグンの定着率の高さが、地域活動団体としての当会の特長です。


上画像では、後列のモカちゃんが人陰になってしまったので、撮り直しました。



今回の当会受審者は8名(※ 成人1名、中学生2名、小学生5名)で、前回2/25のときと比べると少人数でした。当会受審者をまとめて事前稽古の音頭をとる1級受審者や段受審者が、今回は8名の中にいませんでした。

が、、
子ども達の付き添い保護者として会場入りしてくれたK館長補佐・Oお父さん・Aお父さんが、会場の雰囲気に気負いをすることなく、事前稽古をきちんと主導してくれました♪

・・・野球の心 を感じました。
完全なレフトフライでも、センター守備の選手はカバーリングのために、打球の方向へと走るのです。オレの守備位置はセンターだから、レフトの守備範囲にいった打球は、オレには関係ねーよ! っていう外野手はいません。
キャッチャーがパスボールをしたら、ピッチャーはホームベースを守るために走っていくのです。オレはピッチャーだから、マウンドから降りねーよ! っていう投手もいません。

カバーリングという在り方・精神を当たり前のこととして、野球のプレーは成り立っています。カバーリング。それを当たり前の日常とする。それが野球という種目の徳目です。

空手道は、競技種目としては個人種目です。だからつい、自分が合格できればソレでいい♪ という思想におちいりがちです。しかし私は、そういう個人ワールドの思考を、どうしても改めたいのです。
カバーリングという在り方・精神を、当たり前のこととする。つまり、隣人愛の心。そういう世界観を身につける青少年育成をしていきたいから、私はいつも 『 野球だよ、野球~♪ 』 と言い続けているのです。

けっしてカープファンだから、『 野球~♪ 』などと言ってるわけではありません。もしソレだったならば、そもそも 「 カープだよ、カープ~♪ 」 という言葉になってるはずなので。
私はカープの布教活動をしているわけではないです。隣人愛の徳目を体現する代表的スポーツ種目として、野球を挙げているのです。


野球の心。
団結力でつかんだ全員合格。
カバーリングという在り方・精神。
隣人愛の自発的体現。
・・・当会メンバーならば、これからもずっとずっと、その精神と行動を続けていってほしい。

人間完成とは、高貴な肩書きをつかむことではありません。人間完成とは、他者のために役立つ自分自身へと至ること。
だからこその、『 野球だよ、野球~♪ 』 というメッセージです。



今日のブログはここまでです。
ではまた。