新高1男子・S3級、新天地へ① | 仙台空手道クラブ志道館のブログ

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「仙台いずみ空手サークル」の団体名称で、平成25年1月から平成27年4月まで活動してきました。
平成27年5 月からは団体名称を【仙台空手道クラブ志道館】と改めて、全空連スタイルの空手道を稽古していく団体に生まれ変わり、活動しています。

先日の日曜日。3月31日。

この日が中学生としての最終日になる中3男子・Sくんが、この日をもって当会での空手道修行に、ひと区切りをつけることになりました。中学校の卒業とともに、当会からも卒業して、その翌日から始まる高校生活に全力投球する道を選択されました。

希望に満ちた旅立ちです。
Sくんの新しい人生ドラマのスタートです。


Sくんが自分のスマホから、いつでも当会での修行の日々を思い出せるように・・・Sくん卒業記念画像つきのブログを、今日は書いています。

3/31(日)の卒業稽古の最中に、この日の出席稽古会員の全員で記念撮影をしました。


皆さんの笑顔が素敵なので、集合写真をもう一枚アップします♪


さらにもう一枚。パチリ♪
この記念の一枚が、いつまでもSくんの胸と心に残りますように。


Sくんは、弟のSくんと一緒に当会へ入門して、6年強の歳月で稽古を重ねてきました。ただ通ってきていただけでなく、競技大会においても大活躍。小6の時の秋田大会と、中学生として出場した秋田大会の両方で、ともに金メダルを獲得(※ トーナメントを勝ち上がっての優勝)しています。

部内においては、審査に連続合格を重ねていき、上級帯にまで到達。当会ではなかなか取得できない、堂々たる緑帯にまで到達。
公認級においては、昨年4月末の実技審査会を会場受審して、公認3級に一発合格。こちらは堂々たる、全空連の茶帯です。

当会では神さま級のレジェンドである新中2男子の黒帯・Rくんですら、一目置くほどの大音量の気合いの発声!
そう、Sくんといえば、誰もがマネできないレベルの「大音量」気合い! いつまでも耳に残る大音量気合いこそが、Sくんの真骨頂でした。

そして弟さんを思いやり、どんな時においても「家族」とか「兄弟」という意識をもって、身近な存在への気くばりを欠かさなかったSくん。しかも小学生のときから・・



世の中には、たいそうご立派な先生方が、ワンサカ存在しています。さぞやご立派であるらしく、とてもご立派な言葉をたくさん発していらっしゃいます。それらは説得力ある教えもあれば、、たんなるマウントをとりたいがための聞くに堪えないハレンチ発言もあります。

でもカッコいい発言で虚勢をはるような態度は何一つもなく、つねに真摯にその日の稽古メニューと向き合い、サボることなく全力で取り組んで、、、それなのに常時、弟さんの存在と気くばりを6年強も貫徹してきたSくん!



お手本とは、なにも高名(こうみょう)な競技大会選手権者だけに、与えられる優先地位ではありません。ソレ、、なにかの勘違いの始まりです。お手本は、よくよく見るならば、けっこう身近なところにあるものです。

今日のブログの主役であるSくん、しかり。
レジェンドと表現するしかない、新中2男子のR初段しかり。
どれだけ壁にブチ当たっても、(表面的には)けっして心を折ることなく、周囲から推されるようにして今の地位に就いたU館長補佐しかり。

私たちは競技大会で高成績をおさめることを目的として、毎週末の身体稽古にわが身を投じているわけではありません。武道は、武道です。武道という活動ジャンルです。
別ジャンルの世界観を、武道修行という活動カテゴリーに持ち込むのは、はなはだナンセンスです。




送辞(そうじ)。

とても長い歳月で苦楽をともにしてきた「戦友」であり、また指導スタッフであるS副館長からの送辞です。


言葉の一つひとつが、熱い。
なぜならそれは、「戦友」であり続けてきたからです。本物の、熱き言葉。



送辞は・・・私・汗まみれハゲ太は、しないようにしています。私がもし送辞をしたら、、「野球だよ、野球~♪」に始まって、今シーズンのカープの戦力事情について熱く語ってしまう。疑うべくもなく、そういう発言しか出てこない!
私には、ソレしかありません。私にはソレ以外に、言える言葉はありません。本当にありません。私が口を開けば、出てくる言葉はカープです。カープのみ。それは間違いない。だから私は、つねに送辞を辞退しています。




「 礼に始まり、礼に終わる 」
送辞をする前に、武道の世界の礼節を尽くすSくんとU館長補佐です。


ブチ当たった壁をすべて乗り越えて今日を築いたU館長補佐が、U館長補佐だからこそわかる、S3級が為してきた業績のスゴさ。それを称える言葉の数々が、柔道場の中に響きわたりました。


そして、ミスター武道家の登場。
K館長補佐からの送辞です。


周囲を威する大きな体格と、恵まれた身体能力。周囲が一目置かざるをえないほど圧倒的な存在感をはなつK館長補佐ですら、感心することしきりであったS3級の稽古姿勢。
贈る言葉じゃない。
稽古姿勢を称える、感謝の言葉だ。



Sくんの中学校卒業と入れ替わるかのように、翌日から中学生となるYくんによる送辞。
思わず出てきた言葉。
「 Sくんの気合いの声と存在感は、ボクのあこがれでした 」



送辞を受けた、りりしいSくんの勇姿。
Sくん、、君がいくつになっても、今日のこのブログを見返して、当会での空手道修行の日々を思い出すようにしてほしい。



上画像のSくん、りりしいね♪

当会の女の子稽古会員の皆さん!
上画像を見て、Sくんにホレてもいいからね。




今日のブログはここまでです。
ではまた。



【追伸】
そうは言っても、やはり団体長として、私からもSくんに贈る言葉を。
野球だよ、野球~♪
(  ↑  やっぱり当会は、コレですな )