私が小学生であった昭和40年代後半~昭和50年代初頭の時代には、多くの小学校の敷地内に、二宮 尊徳(二宮 金次郎)先生の銅像があったものです。
でも今の20代・30代の方々に 「 二宮 金次郎 」 といっても、それって誰ですか?? と困惑されてしまうかもしれませんね。なので少しだけ、二宮 金次郎(二宮 尊徳)先生のことを、補足説明します。
二宮 金次郎(にのみや きんじろう)像です。
背中に薪(まき)をしょいながらも、勉学向学のために、歩きながら書物を読んでいる姿の銅像。これが二宮金次郎像のスタンダードです。
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【上画像引用】読売新聞オンライン様記事
二宮 尊徳(にのみや そんとく)先生は、江戸時代後期の農政家・思想家・道徳教育家です。勤労と勤勉の尊さを説き、生活のための労働をする時にも片時も書物を離すことなく、勉学にいそしんた勤勉の士です。勤労・勤勉。
薪(まき)を背負って運ぶときにも、書物を読み勉学にはげみながら歩く。二宮 尊徳公は日本人にとって勤労・勤勉の 「 あるべき姿 」 を体現する、模範的な人物とされていました。それゆえ昭和40年代・50年代の多くの小学校敷地内には、学童がめざすべき理想の人物像として、二宮 金次郎像が建立されていたのです。
勤労・勤勉の理想人物である二宮 尊徳公。
薪(まき)を背負って行き来する時間すらももったいない! と、歩きながらも書物を読みふけっています。
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【上画像引用】栃木県真岡市HP
薪を背負って歩きながらも、その往復をする時間がもったいない! と、書物を読んで勉学にいそしむ二宮 金次郎。昭和40年代・50年代には、この勤労・勤勉の姿が理想だという教育が為されていました。
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時代は進んで、今年は令和4年。
今の時代は 『 歩きスマホ 』 が、公衆悪として社会問題になっています。
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【上画像引用】ウレぴあ総研様HP
実際、歩きスマホは危ないです。かなり危ないです。自分の視線と意識がスマホ画面にいけのですから、そういう状態で歩くならば目を閉じて歩いているのと同じです。何かにぶつかります。歩きスマホをする人だらけの街になれば、そこらじゅうで人間どうしがぶつかります。
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【上画像引用】ALSOK様ホームページ
今の時点では違法ではないにしても、公衆道徳・モラルとして、歩きスマホはダメなのです。歩きスマホは危険なのです。
せめて自分だけは、歩きスマホはやらないと。そういう人が一人、また一人と増えていくことを、強く願っています。この世の中を健全な社会に近づけるものは、じつは法律ではありません。それは一人ひとりのモラルであり、公衆道徳への意識の高さです。
今日のブログはここまでです。
ではまた。