かき餅と息子 | 隠れキリシタンの村に嫁いだら

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三島独活(みしまうど)×茨木市北部地域×田舎暮らし

今日は村のかき餅づくり。
餅つき器を持ち寄り、重い臼を運んで、みんなで作ってきましたー!!

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かき餅って、手づくりおかきのことなんだけどこれがとってもおいしい。

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えびやら青のりやらゴマを入れたおもちを平らにして固めて、数日したら薄くスライスして作ります。

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で、薄くスライスした餅を食べるときにオーブントースターか電子レンジであっためて、おかきにします。
これがおいしい。

息子もよくかじってます。 
ひぃおばあちゃんに食べさせてもらってご満悦。

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我が家の子育ては、アラ還、アラ米寿世代仕込み。
おやつも干し芋、スルメ等々超渋いものを食べさせてもらっています。
息子のことを考えて差し入れてくれる
愛情と手づくりの技が、
彼の血となり肉なり、心を育てていくのだと思うと、本当にありがたい。


この村に住んでいると、子育ては親だけのものではないと感じます。


今日、「もう歯生えてきた?」
という会話になった時、
近所のおばちゃんたちが親に代わり
「前歯もう生えてきてるよー」
「でもまだ硬いもんはすって食べさせな吐くわー」
と普通に返答していて、驚いた。


しょっちゅうお世話になっているから、
息子の状態をリアルタイムで把握している大人がたくさんいるのだ。


どこかのドラマで見た朝顔の双葉の話を思い出した。 

朝顔の双葉は花を咲かせるため、
たくさんの栄養を注ぐけれど、 
成長を見届けず枯れてしまう。

親とは双葉みたいな存在なんだけど、
そのドラマの主人公は親以外のご近所さんたちにも双葉になってもらっていた。  
そのことに感謝しているという話。

息子もたくさんの双葉に、たっぷりの愛情をもらい、育っている。
おそらく息子が大人になる頃、彼を育んでくれた人たちの多くはこの世にいない。

でも、みんなに抱っこされ、愛情を注いでもらった体験は、彼の中に刻まれていく気がする。

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彼が大人になった時、たくさんの双葉に育てられたことを思い出して欲しい。

そして、息子も次の世代に愛情をバトンしていってくれるとうれしい。