最終日14日に戦災復興展に行きました。空襲から79年ということで、地元メディアの取材も多く、今日も撮影クルーが来ており関心の高さが伺われます。

 今年は、地元漫画家の「戦争中の子どもの生活」と題したパネル展示や、「学都仙台の戦争と復興 東北大学の記録」の企画展示、市内の小学6年生を対象とした講演やミニライブが開催され、中高生を対象としたワークショップも8月3日に予定されており、若い人たちへの継承を意識した内容と感じました。

 仙台空襲の展示については、2015(平成27)年に「翼下の記憶」が出版されて以降、常設の資料展示室の内容が充実しました。そして今年の企画展「仙台への空襲」はそれをベースに、1945(昭和20)年3月から7月までの複数回に及ぶ空襲等を説明したもので、7月10日の大空襲への伏線ではと考えられる空襲などもあり、たいへん興味深く、新たな学びもありました。

 アンケートを記入し、外に出ると、知っている方に声をかけられました。戦災復興記念館がなくなるのではと心配され、お孫さんを連れてくればよかったと話されたので、すぐにはなくならないと思いますよ、復興展は来年も開催されますよとお話をしました。体験者が少なくなっていくこれから、ますます重要性が増していく施設だと思います。

 79年前の7月14日は、岩手県釜石市が、アメリカ軍から艦砲射撃を受けた日です。