今日は七夕、角田市郷土資料館・旧氏丈邸にあったミニ七夕で、仙台七夕の七つ飾りのおさらいです。

紙衣(かみごろも)病や災いの身代わりとして捧げ、裁縫の上達も

折鶴(おりづる)一家の最年長者の年の数だけ折り、健康長寿を願う

投網(とあみ)豊漁、豊作を祈願、幸運を集める意味も

短冊(たんざく)詩歌を書いて、学問や書道の上達を

巾着(きんちゃく)しっかり紐で結び、節約、貯蓄の心を育む 商売繁盛も

吹き流し(ふきながし)織姫の織り糸を象徴とし、機織りや技芸の上達 

屑籠(くずかご)七つ飾りの紙くずなどを入れ、清潔、倹約の心を育む

 願いが時代とともに多様になってますが、伝統はしっかりと受け継がれています。

 今日は夕ですが、若林区市民センターで「防災」について学びました。災害への備えと、避難所や災害ボランティアセンターにおいて必要となる考えや行動、アイテムなどをカードを使いながら、クイズ形式で学習する講座です。猛暑の中でしたが、地域の方々が集まり楽しく学んでいました。

 この地区の東部は、3.11東日本大震災で津波の被害を受けた地域です。多く人が犠牲になり、家屋や農地が被災して、それを克服してきた方も参加しています。この地区の人達にとって能登半島地震は他人事ではありません。皆さんは被災者に思いを寄せ、次の災害に備えています。

 雲が出てきて風が強くなってきましたが、熱風なのでかえって暑く感じます。仙台の最高気温は34.8℃、県内では35℃を超えたところもあったようです。

 地域の願いをのせるかのように館内の七夕飾りが、強い風を受けてはためいていました。