平成8(1996)年発行の「地元学 岩切」には、宮城野区岩切の地名の由来が書いてあります。「昭和30年仙台市の木ノ下『陸奥国分寺址』の発掘調査をした。伽藍の基礎土台として使用されていた巌石は「岩切」からの地質岩と同質であり同一であって、使用岩は「岩切」の入山産の物であるとの説となった。岩切という語はこの国分寺の岩を切ったことから発祥したのであると推察され通説となっている。(仙台市地名考、宮城県地名考参照)」とあり、その「宮城県地名考」によると「七重の塔などの礎石を発掘したおり、基壇の土台岩が現れた。その岩は鑑定によれば、質・硬度等から見て岩切付近の岩と同質のものであることが判定された。」「岩切の地名もかかる由来によるものであることが想像される。」とあります。

 その発掘の現場は草が生い茂り、雨で濡れて近づことができませんでしたが、ここにもひとつ地域のつながりを確認することができました。

 今日は、雨が降ったり止んだりで肌寒い体感でした。明日21日は日中は晴れますが、夜の気温低下には気をつけて。