若林区といえば、遠見塚古墳が有名です。保存のためにバイパスが迂回したと言われていますが、前方後円墳の方の一部がちょっとだけ失われています。4世紀末に造られた全長110メートルで仙台市内最大、県内では名取市の雷神山古墳に次いで2番目、東北地方では5番目の大きさです。

今回訪れたのは、聖ウルスラ学院英智高校の敷地内にある法領塚古墳です。南小泉中学校側のフェンス越しに見ることができ、てっぺんには大木もあります。保存樹木の表示や見学者用の案内版が設置されていますが、中に入らないとわかりません。

敷地北側のフェンスに教育委員会の説明板がありました。古墳時代後期7世紀前半の横穴式石室をもつ円墳で、石室内部を見ることができる市内唯一の古墳ということです。機会があれば学校の許可を得て見学したいと思います。