今回はE231系1000番代の加工編その1ということで、動力車を詳しくみていきます
個人的に気になっていたのは使用モーター。
これまでの0番代(総武緩行線、常磐線)はCN22モーター(EN22)を使用しており、低速からとても滑らかに走行していました
1000番代はいかに。
上:E231系1000番代
下:E231系0番代(総武緩行線、常磐線)
1000番代の方は左右にウエイトが載っており、長方形のプラカバーがねじ止めされています
また床より上の部分のモーターが飛び出ている凸部の形状も異なります
1000番代の方は細長いモールドです
ということはCN22ではないということがこの時点で分かってしまいます...
さらに分解してみると
CN16でした...
これは残念です
CN16は低速が効きません
なお、左端に写っている緑の基盤は動力専用基盤でモーターの起動電圧の昇圧回路のようです
ちなみにEC-1で動かしてみた様子です
加減速は最小設定
CN22ほど低速は効かなく、加速も最小設定のものの初速が速めに感じます
個人的にこの走行性能では満足できません
ウチには以前、いつか使うだろうとオークションで購入していたCN22がちょうど2つ(編成分)あります
見比べるとモーターの筒の大きさが全然違いますね
これはCN22に置き換えたいところ
よく見てみると
今回の動力車はなんかCN22が入りそうな余白が筒の左右にあります
シャーシの造形を見ると0番代と似ていることが分かります(いづれも上:1000番代、下:0番代)
これは少し加工すればCN22が比較的簡単に入りそうです
早速加工していきましょう
矢印の5箇所を削っていきます
青矢印と赤矢印は全て、黄矢印はモーターホルダーなので、流用すべく一部を切り取ります
モーターホルダーはこのように切りました
黄矢印が元々、赤矢印は一部切り取った状態です
あとは実際にモーターを嵌めてみてキツければ少し削ります
モーターの金色の円盤の所に引っ掛かるように取り付けます
また床パーツも干渉する凸部を切り取ります
両脇がほとんど余裕がないので、分断しないように注意
集電板もモーターに干渉するので切り取ります
座席を戻して、組み直します
車体を被せて車内を見ると、モーターが目立ちますね
ここは床と同じ色をシールを作って貼るなどのカモフラージュが必要でしょうか
動作確認すると無事に動きました
今後EC-1での動作検証をしようと思います