[HO]山形新幹線400系新塗装をフルスクラッチで作る!その2 | 仙カタの模型製作日誌

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〜〜気ままに鉄道模型を楽しむ11畳間の車両センター〜〜

まず初めに肝心な400系の顔を改造していきます


プラレールの車体は実寸のHOサイズよりも小ぶり...

この顔を図面の寸法に可能な限り近づけます


プラレールの車体で使うのは、流線形のノーズ部分なので車体を切断


また、プラレールは車幅がかなり拡張されているので


中心から左右に余分な分を切断します




そしてノーズを伸ばすために、3枚おろしのように切断


車体の高さ方向も約5mm足りないのでプラ板でカサ増し

なんかとんでもないカタチになっちゃってますね💦


この時に段差が出るので、ノーズを作るためにエポキシパテでペタペタと肉付けし、硬化後にひたすら削ります


瞬間接着剤やサーフェイサーなども駆使し、図面や自分の理想とするノーズに近づけていきます

ここに関しては正確な寸法は無いので、自分のセンスに委ねられます...

文章で書くと、このくらいですがここまでに数日かかってました💦💦


元のプラレールと比べるとこんなにもノーズ部の大きさが違うんですね〜

顔の製作はとりあえずここまで


続いて、車体の製作

図面をスキャンし、PDF化、その後ピクチャー化して、PC上で1/87の大きさで図面を作りました



特にこの図面は量産先行車のS4編成(後のL1編成)用の図面なので、自分が作ろうとしている量産車とは窓配置、方向幕の形状と位置、折りたたみステップの大きさなど、多くの箇所に差異があります

Nゲージの400系と見比べながら、寸法を採寸、図面上に追加しました

(Nゲージの各部分を採寸→×160→÷87するとHOサイズの寸法に落とせます)


これを約0.3mm厚のケント紙にプリントアウト

これを地道にパーツ毎にカットしていくわけです


窓のRは断面が円形の彫刻刀を使用

窓の四隅に刃を入れる事で均一なRの窓が量産できます(理論上は💦...実際はズレた所には何度か刃を入れました)


車体はこのケント紙を3枚を貼り重ねた構造とします

(左から外装、2層目、3層目)

2層目にはドアが表面に出てくるようになります

なお、2層目、3層目はガラスパーツを組み込むために車体表面の窓寸法より大きく開口します


各紙の接着は粘度の低い瞬間接着剤を流し込む関係で、奥の紙にも接着剤が浸透するように穴を等間隔に開けます

こちらはパーミルのペーパーキットの工法を真似ました

2枚目の3枚目のこの穴の位置が重ならないように互い違いに穴を開けています


妻面も合わせて貼り合わせるとこんな感じに。

だんだんと400系のHOサイズのスケール感が出てきました

表面が凸凹していますが、後々瞬間接着剤やサーフェイサーを駆使してツルツルにしていきます


続く