育児のよくあるストレスは以下となります。

 

1.子が泣き止まない

2.子が言うことを聞かない

3.子が勝手に走り出してどこかへ行ってしまう(追いかけるのが大変)

4.子育てを一人でやっている、またはほぼ一人の状態

5.子の泣く声や子への注意に疲れている

6.配偶者から子が危ない状態や世話をしなければいけない時に指示はするが手伝ってもらえない(率先して動いてくれない)

7.子の身支度は自分だけがやっている

8.子と遊ぶ時だけ相手をして、子が泣いている時や対処に困る状況の時は何もしてくれない

9.今の環境や状況で子育てしていくのが不安

10.夜泣きなどで寝不足の状態でも家事をしなければならないのが苦しい

 

上記6つ以上該当する場合は育児ノイローゼになる可能性があります。

 

この状況が3か月以上続き、気分の落ち込みやイライラが反復的に感じる場合は産後うつ病のきっかけにもなります。

これらを改善するためには、配偶者の扶助や母親の心のケアが必要になります。

 

産後うつ病で当所に来所する方の多くが、配偶者の助けが得られない状況で子育てをしてきた、または、自分一人で何とかしなければならないと抱え込んでしまっている方です。

その他、子の養育や教育について理想があり、その理想通りに進行させなければならないといった責任感・使命感が更に自分を追い詰めるケースもあります。

自分は母親としてダメだ、夫も頼りにならない、信用はしているが信頼ができない、役所に相談しても母子センターに相談しても、児童相談所に相談しても話を聞いてくれるだけで、具体的な解決策が見つからない、ましてや、夫を連れて行った時も、担当者から、もっと奥さんの手伝いをしてあげてくださいねと言われ、はい、と返事はするものの、特に変化はないし、やれても2週間程度で元通りに戻り、絶望している。

という方も多いです。

 

育児ノイローゼ、産後うつ病は誰にでも起きうる身近な病です。

放置せずに、根本的問題を解決することをお勧めいたします。