群馬県のあやいろ整骨院の宇野和康です。

 

2月の4日間コース4日目に参加してきましたので、報告致します。

 

【手技の使い分け】

ベッドシーツのシワを症状と見立てる。

 

ベッドシーツのシワを整えるには、そのシワがある場所を直接触れるより、端を引っ張って整えたほうがいいのと同様に、例えば、腰痛があるときに、腰を直接なんとかしようとするのではなく、遠い部位から診るといい。

 

ただし、シーツのシワが強力にくっついてしまって出来ているような場合は、その接着している部分を剥がしてから、端から整えると綺麗になるのと同じで、腱や筋がくっついてしまっている場合は、剥がしてから操法を行うなどすると、うまく出来ることが多い。

 

皮膚、筋膜、筋肉、骨という多層的な構造なので、特に深いところに問題がある場合は、剥がしてからのほうが、その後の操法なども効果的になる。

 

問題のある部位が、どのような問題を抱えているのかを見極めて、手技を選択するといい。

 

【上肢の一人操体】

手根部をベッドにつけ、接地面をを離さないようにしながら、手-腕-肩を内旋か外旋させる。

 

動きの中で気持ちいところがあれば、ベッドの抵抗を使って、心地よさを味わう。

 

【セルフ爪先上げ】

仰臥位・膝屈曲

爪先を上げる動診を行い、楽に上げられる方を確認する。

 

左足が上げやすい場合、左足の甲に、右足の爪先か踵か、乗せやすい感覚のある方を乗せてから、左足の爪先を上げ、ほどよい抵抗感を味わう。

 

【セルフ爪先踏込】

仰臥位・膝屈曲

片膝ずつ、膝を外側に倒す(股関節の外旋)動診を行う。

 

右膝が倒しやすいとする。

 

右膝を外側に倒し、右膝の踵の内側を、左足の爪先で踏込み、心地よさを味わう。

 

【内転筋群の快高圧操法】

①外反→内反

仰臥位・膝屈曲

片膝ずつ、膝を外側に倒す(股関節の外旋)動診を行う。

 

右膝を倒しにくいとする。

 

操者は、受け手の右膝を倒させ(股関節外旋)、操者の左大腿上に乗るようにする。(受け手の右膝外側面が、操者の大腿前面に乗った状態)

 

膝の開く角度は、1番心地よい角度になるように、受け手に確認して調整をする。

 

このとき、受け手の右足は外反している。

 

操者は、受け手の右足の親指付け根(母子球)を右手で、右膝内側を左手で支えて、受け手は右足の母子球を踏込むように動き、心地よさを味わう。

 

②外転→内転

①と同様の形で、今度は右足踵を右手ですくい上げ、内転の動きを促し、操者はその動きで踵に抵抗をかけ、心地よさを味わわせる。

 

【ふくらはぎの背面剥がしの注意点】

ふくらはぎの背面を剥がすときは、底屈した状態で剥がす。

底屈でふくらはぎは収縮、背屈で伸張するので、伸張した状態のほうが良さそうだけれど、実際には、収縮した状態のほうが、ふくらはぎは柔らかく、剥がしやすい。

 

【顎関節症】

2日目のレポートにも上げました、顎関節症の施術の流れ

 

①ふくらはぎ

②首

③顎関節付近の皮膚

④耳

⑤歯の当たり

 

ですが、実際に顎関節症の方がいたので、今先生に実際に調整を見せて頂きました。

 

実際に施術を見て、特に③を注意深く行い、咬筋が固い場合などは剥がすのが有効であるとわかりました。

 

また、口の周りを押して、心地よく感じる部分を押したりもしていました。

 

口を開ける動きは、首の後屈を伴う動きが自然なので、首の後傾なしで口を開けないように、普段の生活のなかで気をつけるように促すことも必要とのことでした。

 

以上です。

 

今先生、コンタン先生、ご一緒させて頂きました皆様、どうもありがとうございました!