岐阜県のテッキュウです。
2月4日間コース3日目とコンタンセミナーに参加させて頂きましたので報告します。
コンタンセミナー「伝道編」
「伝える」とは?
・〇〇を受け継いで残す。
・受け継いだものを次世代に受け 渡す事。
・伝授する事。
・繋げる事。
橋本敬三先生が次世代に残した「操体」
今先生は橋本敬三先生の操体をこう表現してくださいました。
・操体はない
・操体は自分自身
・操体は自分が素晴らしいと気づくための踏み台
身体を通して伝える
実際に、欲のない手、何気ない手で触れる練習をしました。
施術者が「仰向けになって下さい。」と「好きな方に寝てね」と言われた時の受け手の体の緊張の違い。
※受け手はそのまま言葉をとらえてしまい余計な緊張をしてしまう。
動診(膝倒し)
左に倒してみてと誘導する→迷いが出てしまい体が緊張してしまう
少し足に触れこっちに倒してみてと誘導の言い方を変えるだけで体が緩む
・膝裏の圧痛
そのコリを触ろうとする手で触るとコリが出るが、自分の足と受け手の足が触れてから膝裏を触ると
安心して緊張がなくなるため、その後にコリを触ると改善されている。
・膝の可動域の動診の場合も足と足を触れてからの可動域の違い
・手首の運動痛
患部に触ろうとする手と手の背側面で触る時の痛みの違い
※指先で触ると色々な情報が伝わってしまい相手に緊張を与えてしまう。
足は足、腹は腹など同じ部位の環境を作る事で安心感が出来るため、その後の動診の結果や操法の効きにも影響する。
午後からの授業内容
天城流剥がしの練習
コリをしっかり捉え、セロハンテープを剥がす感じ。
前腕の剥がし
受け手に良い場所を聞きながらコリを捉えている指先はそのままで支えている手を回内回外させる。
氷操体
氷嚢の作り方
氷を水につけてから氷だけ取り出し袋に入れて使う(凍傷など避けるため)
喘息や咳き込んだりしている時に効果的。
内熱→体で処理出来なくて咳として出る。
やり方
氷嚢を背中の置いて欲しい箇所に置く。
満足して移動したくなったら氷嚢を置きたい箇所に移動する。
※姿勢を良くし過ぎると背中が固まり後ろの肺に熱がこもりやすくなる。その時は姿勢を良くしようとするのではなく、背中を少し丸みを出すと良い。
以上です。
また反省会の途中、以前捻挫をし腫れと痛みがとれないとご来院された高校2年生男の子の足を触らさせて頂きました。
症状として普段の生活では大丈夫ですが運動中や足関節の外反時に外果後方から下部にかけて運動痛が残存していました。
今回の授業で教わった剥がしを中心に気になる箇所にアプローチさせて頂きましたが症状に改善がなく、コンタン先生に交代して頂き
症状の改善がみられました。
その後、今先生にアドバイスを頂きもう少し探ってみた所、腓腹筋外側上部に圧痛と硬結が残っていたのでそれを取り除き、かなり改善がみられました。男の子に日常生活で同じ所を自分でやるように伝えました。
今先生、コンタン先生、ご一緒させて頂いた皆様ありがとうございました。
またたくさんの素晴らしい先生方と出逢える事が出来て本当に幸せです。
これからもご指導よろしくお願い致します。