宮城社会保険病院 口コミ | Re START from 仙台

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仙台在住、通信インフラ整備を生業としている人間の、東北人の生活、東日本震災に関するレポートです。


先週金曜日、

夕方頃からなんだか肩、首がこってきて、

微熱ぽいかんじがしたので、

その日は早めに帰って寝ました。


病気は早期治療が肝要。

経験上、漠然とした信念です。


ただ、今回は、それから朝方にかけてどんどん熱が上昇し、

起きて体温をはかったら、なんと39.7℃!!!


そのあと、少し下がったかのように見えつつも、

その日の夕方には、なんと39.9℃まで上がりました。


土曜日の夜、高熱と頭痛で、うなされながらも、

日曜日の朝を迎えるころには、少し熱も下がった感じで、

ちょっとマシになったかなぁ?と、起きて、顔を洗いながら、

鏡で、ふと、自分の顔を見てギョっとしました!!


発疹が顔中に!!!


もしや?と腕をまくると腕にもびっしり。

服を脱ぐと、もう、全身に発疹が出ていたのでした。


うわぁ、、

こりゃ伝染病か、、?

まいったなぁ、、。

明日、病院行こう、、。


熱は少し収まったものの、38℃台をうろうろして、意識朦朧とする中、

今朝、朝イチで、自宅の近くにある、宮城社会保険病院へと向かったのでした。


新規の受付をすませると、


「発疹出てるんですよね?」


「じゃあ、ほかの人から離れたところで座って待っててくださいね」


と言われ、待つことしばらく。


「総合内科で受付しましたから、あちらのほうで名前呼ばれるまで待っててくださいね」


と言われ、所定の待合コーナーへ。


もし感染症だったら、ほかの人に移しちゃ悪いと、

マスクをし、発疹を見たら、ほかの人が気分悪くするだろうと思って、

夏だっていうのに、長袖のジャージを着て、

人が近くを通るたびに、

(わぁわぁ、感染症かもしれないから近くに寄っちゃダメ!!)

(早く呼んでくれないかなぁ、、)

と、端っこで小っちゃくなりながら待つこと10分。


ようやく名前を呼ばれ、受付に向かうと、


「発疹出てるんですよね?」


「他の人に迷惑がかかるといけないので、こちらの問診室に入ってもらえますか?」


と、問診室へ移動。


問診室に入ると、看護婦さんが、何人かがやがやと入ってきて、


「発疹、どんなかんじですか?」


と言われ、腕をまくって見せて、症状や内容を説明すると、


「まわりに同じ症状の人っています?」


(いや、今んとこは、とりあえずないですけど)


「はしかとか、かかったことあります?」


(はしかは小さいときかかかったはずですけど)


「まわりに小さいお子さんとかいます?」


(うちの子、3歳ですけど、でも、昨日から旅行行ってて、、)


「昨日なんじゃ、ひょっとして時間差で移ってるかもですよ」 (おいおいそっちの心配?)


とかなんとか、体重とか身長とか血圧とか測って、


「部屋からは出ないでくださいね、ここで少しお待ちくださいね」


と、看護婦さんは出ていきました。


問診室のベッドで横になりながら、


院内感染とか、問題になってたけど、

もしこれが重大な感染症で、

俺がマスクもしないで来てたとしてたら、

受付で待たされてる間に、いっぱいウイルス撒いてるよな、

こういうなんかヤバそうなときは、すぐに隔離しなきゃダメじゃないか、、


などと、いろいろ考えながら、待たされること30分。


ようやく、看護婦さんが入ってくると、


曰く、申し訳なさそうに、


「どうもねぇ、皮膚科じゃないかってことみたいなんです」


「ウチは皮膚科が無いので、こちらに行ってもらえますか?」


と、近くの皮膚科の診療所を紹介されました。


ええ?

総合病院にきて、診察もせずに、

診療所を紹介されるってどういうことよ。

それに、ほんとに皮膚科なの?

高熱出てんのにさ、、。


実は、わたくし、病院オンチなのです(汗)


今まで、風邪をひいても、高熱が出ても、

ほとんど、病院へ行ったことはありません。

注射が嫌とか、そういう子供みたいな理由(笑)からではありません。

なんでもかんでも医者を頼るのが嫌なんです(笑)

わりと、自己治癒力を信じていて、

薬とか、抗生物質とか大嫌いな方なのです。

まぁ、その他にも、いろいろと理由はありますが。


まぁ、というわけで、皮膚科って、こういうのの専門なのかなぁと

疑問を抱きつつも、言われるがままに、紹介された診療所へ行ったのでした。


紹介された診療所は、妻からも聞いて知っていたのですが、

人気のあるらしい診療所で、開診前から行列ができていました。


受付で、初診なんですけど、、と言うと、

じゃあこの問診票に記入してください、と言われ、

問診票に記入。


ほーら。やっぱり、、。


体温とか、記入欄そのものがないじゃん、と、

心の中で、やっぱりだまされたかなぁと思いながら、

狭い待合室の中で、

まだ幼い子供たちが、自分の回りをうろうろしているのが、

気になること、気になること。

待つこと1時間。


ようやく名前を呼ばれ、

次に呼ばれますから、ここにかけてお待ちくださいと、看護婦さんにいわれ、

腰かけたところ、


「アレ?ちょっとふらついてません?」 (細やかな観察力、素晴らしい!!)


(ああ、熱があるんですよ)


「え?熱??何℃あるんですか?」 (かなり驚いた風に)


「発疹って(問診票を見ながら)全身なんですか?ちょっと見せてください」


と言われ、腕をまくって見せたところ、


「他の病院は行かれたんですか?」


(あの、今朝、宮城社会保険病院へ行ったんですけど、コチラに行けと言われたもので、、)


「ええ!!今朝?本当ですか?」


「診てもらえなかったんですか?」


(一応、血圧とかは、測ったんですけど、診察はしてもらってないです、、)


「本当ですか?ひどいなぁ、、」


「じゃあ、ちょっとここでお待ちくださいね」


・・・・


ああ、やっぱり、タライ回されたのか、、。


診療所の先生は、かなり良さそうなかんじの先生で、

一通り診察してくれると、


「大人でもね、ごく稀に、はしかに罹る人もいるんだけど、、」


「でも、発疹はねぇ、はしかのようで、はしかっぽくはないんだよね」


「微熱って金曜日から?」


「金曜日ってどこか出かけませんでした?」


(ああ、そういえば、石巻の被災地に行ってました)


「じゃあ、ひょっとすると虫刺されの可能性もあるね、、」


「でもウチじゃあね、総合的に判断するのは難しいんですよ」


「でも、まぁ、社会保険病院で診てくれないってんじゃあねえ、、」


「もしかすると、何らかのアレルギー反応かもしれないから、

抗生物質の薬も処方させてくださいね」


「あ、全部、体に強い影響を与えない薬ですから、大丈夫ですよ」


「ごはんちゃんと食べれてます?」


「点滴打っていきますか?」


「ついでに、採血して、血液検査もしておきますからね」


ということで、皮膚科で点滴を打ってもらいました。


皮膚科にも点滴ってあるんだ、、。


点滴終了後、先生から、また説明をいろいろと受け、


「この手の病気って、特効薬はないので、しばらく様子見るしかないんですよね」


「ただ、これからもっとひどくなるようだったら、大きい病院へ行った方がいいですよ」


(大きい病院?)


「あ、もちろん宮城社会保険病院"以外"でね!」


思わず、少し笑ってしまいました。


「一応、はしかの可能性もゼロじゃないですから」


「ここ(処置室)で会計してくださいね」


ということで、処置室で会計。

おまけに、薬剤師さんも処置室まで来てくれました。


・・・・・


人間もピンキリ。

医者も、病院もピンキリ。


しょうがない。


けれど、なんだか、やるせない。