月山八合目に通じる県道の冬季閉鎖(!)が6/29にようやく解除されたのですが、その後、C予報が続き、登るタイミングがつかめない。
この日も強風C予報でしたが、午前中は晴れそうだったので行ってきました。
前夜来の雨に濡れたトキソウ(朱鷺草)がお出迎え。
今年は月山も花が早い。八合目弥陀ヶ原の花はだいぶ終わってました。
雨粒を光らせたバラ色のブーケは、マルバシモツケ(丸葉下野)。
途中の雪渓もすっかり小さくなってます。
九合目佛生池小屋が見えてきました。予報通り、青空は広がっているものの、風の抜ける場所では強風が吹きつけます。
行者返しを過ぎたあたりから、お花畑もあらわれました。
まだまだ、チングルマ(稚児車)やイワカガミ(岩鏡)も元気。
そして、いつもどおり、GAS-SANの名前にたがわず霧が出始めました。
頂上付近のハクサンイチゲ(白山一華)は咲き始め。
例年、この時期に咲くクロユリ(黒百合)は、散りかけた一輪しか、見ることがかないませんでした。
目立っていたのは、ミヤマウスユキソウ(深山薄雪草)。
ただ、頂上台地の視界はこんな状態。
ヒナザクラ(雛桜)も霧の中にかすみ、花を見つけるのも容易じゃないです。
ミヤマリンドウ(深山竜胆)も姿を見せました。
この日、見つけた花は、私が名前のわかるだけでも47種。
月山は、咲く花の種類と花の時期の長さでは、東北トップクラスです。
葉に、ウズラの卵のような模様のある、ウズラバハクサンチドリ(鶉葉白山千鳥)、この花も、私は東北では月山以外で見たことがないです。
山頂からの展望はまったくないので、下ります。
八合目に戻り、ニッコウキスゲ(日光黄菅)の咲く弥陀ヶ原をひと回り。
7月になっても、まだ、ミズバショウ(水芭蕉)も咲く1,400mの高原を巡って、6時間ほどの山歩きを終えました。
私が名前のわかる山の花で、この日咲いているのを見つけたのは47種でした。
アオノツガザクラ、アカモノ、イワイチョウ、イワカガミ、ウサギギク、ウズラバハクサンチドリ、キバナノコマノツメ、キンコウカ、クロユリ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、コバイケイソウ、ショウジョウバカマ、シラネアオイ、ズダヤクシュ、タカネアオヤギソウ、チングルマ、ツマトリソウ、トキソウ、ニッコウキスゲ、ネバリノギラン、ハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、ハクサンハタザオ、ハクサンフウロ、ハクサンボウフウ、ヒナザクラ、ベニバナイチゴ、ホソバイワベンケイ、ホソバタマミクリ、マイヅルソウ、マルバシモツケ、ミズバショウ、ミツガシワ、ミツバノバイカオウレン、ミヤマウスユキソウ、ミヤマガラシ、ミヤマカラマツ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマシオガマ、ミヤマホタルイ、ミヤマリンドウ、ヤマハハコ、モウセンゴケ、ヨツバシオガマ、ワタスゲ(穂)
※この記事の写真は7/6に撮影したものです。
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(この稿おわり)