ドラゴンアイの混雑が終わった八幡平にやってきました。
下界は夏日になっていても、標高1,600mの高原には涼風が吹き抜けます。
湿原に埋もれるように咲くピンクの花。
小さな小さなヒメシャクナゲ(姫石楠花)です。
つぼみのうちは赤みが強い。
葉っぱを見ると、確かにシャクナゲですよね。
薄緑色の花をつけていたのはアオノツガサクラ(青の栂桜)。
八幡沼の残雪もすっかり融けて、澄み切った水に満たされました。
雪融けの遅かった水辺では、ミズバショウ(水芭蕉)も咲いたばかり。
源太森まで歩いてみます。
チングルマ(稚児車)もまだまだ花ざかり。
イワカガミ(岩鏡)が咲き乱れ、
ヒナザクラ(雛桜)たちのおしゃべりが聞こえてきそう。
源太森の山頂に着きました。
ハイマツ(這松)は雌雄同株、枝の先に雌花が咲き、付け根に雄花が咲きます。
茶臼岳まで足を延ばそうと思いましたが人がいない。途中「熊の泉」という場所を通らないといけないので、やめました(*_*;
八幡平山頂に向かって引き返します。
雪が融けると、名前の由来がはっきりわかりますね。メガネ沼。
鏡沼からは、ドラゴンはとうに飛び立ち、夏雲を水面に映していました。
私が名前のわかる山の花で、この日咲いているのを見つけたのは30種でした。
アオノツガザクラ、イワイチョウ、イワカガミ、イワナシ、エンレイソウ、オオバキスミレ、キヌガサソウ、ゴゼンタチバナ、コバイケイソウ、コミヤマカタバミ、サンカヨウ、ショウジョウバカマ、シラネアオイ、チングルマ、ツバメオモト、ツマトリソウ、ノウゴウイチゴ、ハクサンチドリ、ヒナザクラ、ヒメシャクナゲ、ベニバナイチゴ、ベニバナイチヤクソウ、マイヅルソウ、ミズバショウ、ミツガシワ、ミツバオウレン、ミヤマカラマツ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ワタスゲ(穂)
※この記事の写真は6/19に撮影したものです。
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(この稿おわり)