連休の混雑がすっかり終わり、静かになった蔵王に行ってきました。
この日は、なんだか、雲の形が面白い。
いつもなら、花を探しながら下向き目線で歩くのですが、ふと見上げたら、空のあちこちが虹色に光り輝いていました。
雲が流れて、いろいろな形の雲が次々に彩雲に変わります。
加茂水族館のクラゲ?大曲の昼花火?
ひとつの雲が終わったら展示の架け替え、今度は別の雲が輝きはじめる。
見ていて飽きない、というか、その場を動けなくなりました。
空から誰かが私を見つめているような気がするのですが(笑)
極めつけはこの彩雲。もうSF映画のSFXかCGの世界です。
7分間も続いた天空の芸術、彩雲は吉兆といいますが、これからどんだけ良いことがおきるんだろう(*^▽^*)
夢心地から覚めて熊野岳に向かいます。
湖畔の雪が消え、お天気も良いと、お釜グリーンが映えます。
熊野岳山頂に到着です。
鳥海山もはっきり。山の上をツバメが縦横に飛び交っています。
ただ…、この日は山用の靴下を忘れてきてしまったんです。ショートソックスのままで登ったものの足首が擦れる。彩雲も見れたしここで引き返すことにします。
礫地を下っていくと…、これ↓なんだかわかります?
砂礫の間から、コマクサ(駒草)が葉を出し始めました。
アップにすると多肉植物みたい('◇')ゞ。
時間があるので、御田神湿原に寄り道します。
まだまだ茶色っぽい枯野原に見えますが、春は始まっていました。
先日、吾妻山系浄土平でも顔を出していたワタスゲ(綿菅)も、標高の低い御田神湿原では、もう黄色い花をつけています。
数年に一度しか花の咲かないコバイケイソウ(小梅惠草)、今年は咲くのかな?
6月には御田神湿原の主役になるチングルマ(稚児車)。
花が咲く前に見ると、この花が「草」じゃなくて「木」(バラ科)だということがわかりますね。
早々と花を咲かせたミネズオウ(峰蘇芳)には、さっそくハチが蜜を求めてやってきました。この湿原を花が埋めつくす季節ももうすぐです。
※この記事の写真は5/14に撮影したものです。
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(この稿おわり)