連休は終わったものの、今度はなかなか晴れてくれない。

ようやくスカッと晴れた金曜日、吾妻連峰・一切経山に向かいました。

 

 

新緑に覆われる前のダケカンバ、骸骨が踊っているかのような白い林も好きな景色のひとつです。

 

 

蔵王もそうでしたが、今年は雪融けが早い。

1週間前まではまだ雪もだいぶ残っていたようですが、この日の雪渓登りは200~300mくらい。ほとんど夏道が出てました。

 

 

とは言え、標高2,000m近い山の上、朝晩はまだまだ凍ります。

日陰には、ところてんみたいな霜柱がニョキニョキ伸びてました。

 

 

1時間半ほどで一切経山に到着です。奥には磐梯山の姿。

心ゆくまで山の景色を、と言いたいところですが、この日のてんくらは強風C予報。予報どおり風が強く、体感温度は零下。とにかく寒いんです。

 

 

山頂に長居はできない、急いで魔女さんにご挨拶に向かいます。

湖面に氷が少し残ったくらいがチャーミングなのですが、パッチリと瞳を開いた姿もステキ。

 

 

ただ強風で、目じりの小ジワが…コラコラコラ"(-""-)"

 

 

一切経山を下り、鎌沼を回って浄土平に戻ります。

沼の南側に残雪の斜面をトラバースする場所があって、落っこち恐怖症の私は、例年その手前で引き返すのですが、今年は雪が少なく行くことができました。

 

 

勇気を出して行ってれば、こんな景色を見ることができたんですね!

 

 

氷山の端っこみたいに、雪渓が少しずつ割れて沼に溶け込んでいきます。

 

 

見ていたときに、ちょうど小さな雪塊が崩れ、水しぶきがあがりました。

 

 

浄土平に戻ってきました。正面に見えるのは吾妻小富士。

 

 

湿原の春はこれから。ミズゴケが顔を出しているのと、

 

 

つくしんぼがあちこちに…、ウソウソ(笑)

雪が融けるとすぐに顔を出したワタスゲ(綿菅)です。

もう少しすると黄色い小さな花をつけ、ひと月もすれば、綿帽子をかぶったおなじみの姿、フワモコのワタスゲに変わります。待ち遠しいな。

 

 

※この記事の写真は5/10に撮影したものです。

※このブログの記事や写真はご自由にお使いください。

(この稿おわり)