弘前城外周道路に面する外濠のサクラも早々に満開を迎えました。
市役所に面した追手門前から歩きはじめましょう。
南東角を曲がると、何ヶ所か土手が開放されています。
濠に映るサクラだったり、花筏だったり、絶好の撮影ポイントです。
東門口の濠では朝の水鏡がみごと。
中央高校口を過ぎると下り坂。濠の方が道路より上になってきます。
北東隅「津軽藩ねぷた村」付近から見る北側の外濠。
水鏡に岩木山が映る唯一のポイント、太陽を背にする午前中がおすすめです。
北門口にかかる亀甲橋。ここから城内に入るか、もひとつ角を回って西側の一陽橋から城内に入るかは気分次第。
外濠では、カルガモが良く見られます。カモもお花見かな(笑)
濠に落ちた花びらがだんだんと筋を作りはじめました。
濠の水は流れています。岩木川の水をポンプで汲み上げて南→東→北と回り、最後は西濠を通って岩木川に戻っていきます。
この水量を調整するのも弘前公園の桜守の大事なしごと。
水流が強ければ花びらが流れてしまうし、弱すぎると、花びらがいたんで花筏の色が悪くなってしまう。
そして、そんな桜守さんにも制御しきれないのは風。
今、広がっていた花筏が、あっという間に散らされてしまうこともしばしば。
花筏はそのかたち定まらず、生きもののように動きます。
外濠・西濠・中濠、弘前公園のあちこちで、その瞬間にだけ見られる一期一会の絶景、今年も堪能させていただきました。
3月末、白石川堤一目千本桜から始まった、私の東北のサクラの追っかけ2024。
これをもってお開きです。約一ヶ月にわたり、お付き合いいただきありがとうございました。来年こそは一目千本桜でお会い出来ますことを信じて。
弘前公園、満開から花筏までを動画にまとめました(約3分30秒)。
降り注ぐ花吹雪、風に揺れる花筏、小鳥のさえずりを聞きながらの朝散歩、動画ならではの絶景をお楽しみください。
※音が出ますのでご注意ください。
※この記事の写真は4/19~23に撮影したものです。
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(この稿おわり)