西濠に沿って伸びる遊歩道が3本。西濠西岸・西濠東岸(桜のトンネル)・西の廓土手、それぞれに趣きの異なった散歩道なので、私は弘前通勤時には、組み合わせを変え、方向を変え、毎日何往復も歩くお気に入りの径です。

 

 

どのルートを歩くにしても、おすすめは朝の時間帯です。

夜桜ともなれば橋上から人がこぼれそうになる春陽橋も、朝は静かなたたずまい。

 

 

昼間は貸しボートで賑わう西濠ですが、

 

 

ボート営業が始まる9時前であれば、桜並木を映した水鏡の向こうに、雪を冠った岩木山を望むことができます。

 

 

昼間、ひっきりなしに人が行きかう桜のトンネル(弘前桜七景④)も、早朝なら静かな散歩道です。

 

 

毎日の通学で見慣れているはずの女子高生も、晴れた日の水鏡に自転車を止めてスマホを取り出しました。

 

 

桜のトンネルと狭い水路をはさんだ西の廓の土手。

 

 

ソメイヨシノの古木の多い径ですが、桜のトンネルよりも人は少ない。

 

 

ましてや、早朝であれば、ひとりじめの桜散歩道になります。

 

 

西濠西岸は、今年はいち早く満開になり、散り始めました。

 

 

濠に落ちた花びらが筏を組んで流れはじめ、

 

 

やがて、岸辺に集まっていきます。

 

 

日が暮れた春陽橋(弘前桜七景③)には、おおぜいの人のすがたが。

 

 

春陽橋の上から人々が見つめるのは…

弘前公園、夜桜の絶景。西濠の水鏡です。

 

 

※この記事の写真は4/19~23に撮影したものです。

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(Ⅲ外濠・花筏編に続く)