ほしいも神社にお詣りした後は、鉄道の神さまにもお詣りしました。
やってきたのは、ひたちなか海浜鉄道・阿字ヶ浦駅。
ひたちなか海浜鉄道は、JR常磐線・勝田駅から阿字ヶ浦駅を結び、路線距離は14km、ひたちなか市内だけを走るローカル私鉄です。
かつて、阿字ヶ浦の海水浴客のために、上野駅から直通急行列車が運転されていたことなど想像もできない、静かな無人駅です。
この駅構内にあるのが「ひたちなか開運鐵道神社」。
レールで作った鳥居の先にご神体が鎮座しています。
ご神体は「キハ222」という気動車。
50年ほど前に、北海道・羽幌炭礦鉄道から譲渡された、日本最長寿(現在は廃車)のディーゼルカー、しかも生涯無事故だった車両です。
時間があるので、那珂湊駅まで乗ってみることにします。
やってきたのは「キハ37100」、この鉄道の最新鋭車両です。
20年ほど前の新造車ですが、ひたちなか海浜鉄道では最若手(笑)
この路線、元々は茨城交通・湊線。
経営悪化による廃線寸前に3セク化して存続させました。
名前は「海浜鉄道」ですが、海はほとんど見えず、ひたすら芋畑の中を走り抜けます。それでも、乗客は増加、国営ひたち海浜公園への延伸も準備中です。
那珂湊駅に着きました。本社のあるこの駅には駅員さんがいます。
1時間ほど駅周辺を散策。いやぁ、鉄ちゃんにはたまらない駅ですね。
各地の鉄道会社からのおさがり車両がいっぱい。この鉄道、実働車両は8両しかないのですが、廃車になった車両も、物持ちよくとってある。
兵庫・三木鉄道(2008年廃線)のミキ300は、当時の塗装のまま、今も運行されています。
国鉄で使われたキハ20(廃車)。
これ↓って、東急のステンレスカー?って思ったけど違った。
(考えてみれば、非電化路線なので電車は走れないよな。)
東急5200系に遅れること2年、日本初のオールステンレスディーゼルカーとして、新造されたケハ601(廃車)という車両でした。
こんな検査車両までおさがり!と思ったけど、必要なときに、東京メトロから借りて使ってるみたいです。
那珂湊駅で聖地訪問証をいただき、阿字ヶ浦に戻りました。
茨城を舞台にしたコミックの中にも、鐵道神社は登場してるみたいです。
※この記事の写真は3/24に撮影したものです。
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(この稿おわり)