前日まで降っていた雪もすっかり上がり、お祭り日和になりました。

午前7時過ぎ、長者山新羅神社には朳(えんぶり)組が続々とやってきます。

 

 

えんぶりの開始に先立ち、神さまへの奉納が行われます。

 

 

主殿だけでなく境内のお社にも参拝。

 

 

土をならす「朳(えぶり)」という農具を模した「ジャンギ」を手にした太夫が、地を祓い清めていきます。

 

 

奉納が終わった組は、神社下にある、その名も「まつりんぐ広場」に移動して、出発の時を待ちます。

 

 

待っている間、あちこちで舞が始まりました。(↓大黒舞)

 

 

太夫は踊らず、子どもたちの祝福芸が主体ですが、観客もそんなにいないし、大きな広場で自由に見られるので楽しいし、(↓恵比須舞)

 

 

ここで見るのがクセになりそうですね。(↓えんこえんこ)

 

 

さあ、出発の時間です。参加全34組が一斉摺りの行われる中心街に向かいます。

 

 

私は先行して歩道上に好位置を確保、えんぶり組の入場を待ちます。

後刻、殿様の前で「御前朳」を演じるのは定められた7組だけの栄誉。

幟も誇らしげに、今年の年番「妙組」が入ってきました。

 

 

行列が所定位置に停止しようかとしたその時…

「今年は4年ぶりの通常開催」ということばの意味が初めてわかりました。

私が初参加した昨年、「車道に下りないでください」と何度も注意放送があったのは、車道で見るのが「通常」だということだったんですね(≧◇≦)

 

 

スタートダッシュに出遅れ、あっという間に目の前に幾重もの人垣。

早々に「一斉摺り」は諦めて、次に行われる「御前えんぶり」に狙いを定め、好位置の席を確保しに市民広場に向かいました。

 

 

開始1時間以上前に到着した甲斐があり、今度こそ、最前列席を確保。

屋台に列のできる前に「せんべい汁」も食べてぬくぬくです。(↓大黒舞)

 

 

気温は3~4℃しかないのですが、青空に寒さは感じません。(↓えんこえんこ)

 

 

烏帽子舞には八戸市長さんも協力参加です。

 

 

この後は、公会堂のえんぶり公演を少し見て、夕方までしばし休憩。

出番を終えたえんぶり組は、あちこちを門付けに回っています。

 

 

※この記事の写真は2/17に撮影したものです。

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(夜編に続く)