この日、蔵王上空は雲ひとつないスカッ晴れ。

ライザスキー場のゲレンデトップから刈田岳を目指しました。

 

 

去年、初めて登った時は3月半ば。ツボ足で登れましたが、今年は、買い換えたばかりのスノーシューで登ります。

 

 

登りはじめてすぐに樹氷原が始まりました。

 

 

アオモリトドマツがほとんど枯死した地蔵山に比べ、こちら側は比較的被害軽微。ということは樹氷もすくすく成長しています。人と比べてこんな感じ。

 

 

モンスター登場。これはゴジラ-2.0?

 

 

ちゃんと眼もキバもあるし、背中のウロコも…(笑)

 

 

御田神湿原のちょっと下あたりの樹氷のできが、一番良いかんじでしょうか。

 

 

さまざまな形の樹氷が次々に登場します。

 

 

スノーシュー履いていると、どこでも歩いて行けるので、

 

 

なかなか、前に進めません。

 

 

ようやく御田神湿原に出てきました。

下って来た方に聞くと、山頂は暴風状態とのこと。

行けるかな?不安がよぎりますが、とりあえず馬の背まで行ってみます。

 

 

御田神湿原から振り返ると、飯豊や朝日の純白の山なみ。

 

 

7~8割の人はスノーシュー、1~2割がアイゼン装着で登っていますが、このお姉さんは、スキー板で山頂まで。かっこいいなぁ。

 

 

この樹氷は、羽飾りをつけたアメリカ先住民の雪像かな?

 

 

このオジサン、がっくりと肩を落として両手を地について…

よほどショックなことがあったのでしょうか(笑)

 

 

さあ、いよいよ馬の背です。稜線の上は雪煙でかすみます。

 

 

馬の背に出ました。相当強い風ですが、何人も刈田岳に登っているし、何とか進めそう。そのとき、向こうから歩いてきたスノーボーダー。なんだか、ブログ仲間の山猫屋さんに似てる。でもなぁ、3日前に登ったばかりだし、ボードも違うし…

 

 

この日、帰宅して、山猫屋さんのブログを見て…あ~、またやっちゃった(≧◇≦)

実は2017/9、月山で山猫屋さんと同じベンチに座っていたのに気がつかず。

この時は山猫屋さんのカメラに私の姿が写っていたのですが今回は逆でした。

二度あることは三度ある、「君の名は」になりそうです。

山猫屋さんのボードは鳥海山のステッカーを貼った緑色という記憶があったので、声をかけそびれました。最近のボードは違ってた…(*_*;

最後に貼った動画にも山猫屋さんは写ってます(1'58"付近)

(※下の写真は山猫屋さんのブログからお借りしました)

 

 

でも、はっきり言って、このときはそれどころじゃなかったんです。

山頂は暴風が吹き、砕けた氷が銃弾のように顔を直撃します。痛い。

 

 

それでも、念願かなって、氷の鳥居と神社を見ることができました。

 

 

長居はできません。というよりも、風に向かってはとても歩けない。

風が息継ぎする合間を見計らって下ります。

真っ白なお釜なんてのも、この時期じゃないと見られませんよね。

 

 

御田神湿原まで降りてくると、風も弱まりほっと一息。

この先、4月なみの気温がしばらく続く予報なので、今年の樹氷はこれが最後かも、と、平日なのに、この日は大勢の登山者がいました。

 

 

あとはのんびりとライザスキー場に下ります。3時間45分の雪山歩きでした。

 

 

青空に映える樹氷の姿を動画でもごらんください(約3分)。

※音がでますのでご注意ください。

 

 

※この記事の写真は2/13に撮影したものです。

※このブログの記事や写真はご自由にお使いください。

(この稿おわり)