この日、最初に出かけたのは行田市の埼玉(さきたま)古墳群。
農地の中に、5世紀から7世紀にかけて作られた多数の古墳が点在します。
埼玉の県名も、この埼玉(さきたま)という地名に由来すると言われます。
古墳群を代表する稲荷山古墳。
聞き覚えのある名前だよなぁ…、説明を見て思い出しました。
50年ほど前、文字の記された鉄剣が発見され、ずいぶん話題になった古墳でしたね。
そのそばにあるのが、日本最大級の円墳、丸墓山古墳。
丸墓山古墳の頂上からはるかかなたに見えているのが忍(おし)城。
豊臣秀吉の小田原攻めの際に、石田三成が率いる23,000人の豊臣軍の攻撃を防ぎ切った戦いは、映画「のぼうの城」で有名になりました。
その際、石田三成の本陣がおかれたのがこの丸墓山。この見渡す限りの平野を水浸しにして攻めたんですね。
全長14km(一説には28km)の堤を4~5日で完成、荒川の水を引き入れました。
今も、その一部は「石田堤」の名前で原型をとどめています。
忍城は明治初期に取り壊されました。今の櫓は近年に再建したもの。
博物館内の模型を見ると、元々の沼沢地を利用した、攻めづらい城だったことが、よくわかります。
行田の特産品と言えば、江戸時代から続く「行田足袋」。
最盛期には、日本の足袋市場の8割を占めていました。
市内には、今も足袋の生産を続けている会社も多数残っています。
そんな足袋会社「こはぜ屋」がランニングシューズを開発する、TVドラマ「陸王」もヒットしましたね。
今回は食べ損ねたのですが、謎の「ゼリーフライ」をはじめ、行田にはまだまだ面白そうなところがありそうです。
※この記事の写真は2/4に撮影したものです。
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(この稿おわり)