18日、満開の遅かった桜のトンネルにも花吹雪が舞いました。
満開となった濠のサクラから、零れ落ちた花びらが水面にたゆたい、
木流しの筏のように列をなして下り、
やがて澱みに集まって、花びらの絨毯となるのが弘前の花筏。
ただ、この春は開花してから無情の強風が吹き続けました。濠は波立ち、
零れ桜になる前に、風に手折られ、
強風に乗って濠の外まで飛ばされ、
濠に落ちた花びらも風で隅に寄せられてしまい、昨年のように、濠全体を埋め尽くした花筏に出会うことはありませんでした。
でもそれが自然。
毎年、まったく同じ景色になるんじゃつまらない。
いろいろな気候、いろいろな天気で変化するサクラのすがた。
今年は今年のサクラ。
また、来年は来年のサクラに会える。一期一会の桜。
東北を縦断する桜旅。今年はこれをもってお開きです。
ひと月あまりおつきあいいただきありがとうございました。
また、来年、サクラの下でお会いできる、その日を楽しみに。
今年も総集編は動画でまとめました。ちょっと長い(5分)動画ですが、お時間のある方はぜひごらんください。(※音が出ますのでご注意ください)
※この記事の写真は4/12~19に撮影したものです。
※このブログ記事や写真はご自由にお使いください。
(この稿おわり)