この日の天気予報では一日中、八甲田上空の雲は取れない。
チケット売場のお姉さんにも「上は霧ですが良いんですネ」と念を押されました。
それでも、蔵王の樹氷は1月に落ちたし、森吉山もガスで何も見えなかった。
ここまで来て引き返すことなんてできません。僅かな望みに賭けます(キリッ)。
山頂駅が見えてきました。もしかしたら…( ゚Д゚)
アンビリーバボー!田茂萢岳の上は奇跡の青空(*^▽^*)
八甲田大岳から毛無岱まで見えています。
テンションMAXで樹氷原に向かいます。
早速出会うスヌーピー。奥の電波塔もスヌーピーだ(笑)
前回、来たときはスキー靴。ああスノーシューだった、と思った反省を生かして、今回はワカンで来ました。前週の安達太良での試し履きが生きます。
足跡のない場所でも、ワカンなら思う存分モンスターたちと遊べます。
ロープウエー駅のすぐ外まではツボ足で来る観光客もいますが、樹氷原核心部はスノーシューやワカンを履いた人だけの世界。
スキーヤーやボーダーも楽しそうに樹氷の間に入っていきます。
でも奇跡の時間はあっという間。30分後には雲の中に逆戻りです。
こうなってしまったら、とても写真にはならないし、離れたところまで行ってしまうと、最悪、遭難の危険さえあります。
ひたすらガスが飛ぶのを待つしかありません。
わずかな霧の晴れ間に樹氷の写真を狙う人もいっぱいいますね。
肩を寄せ合うモンスター4兄弟。
2時間ほど粘りました。時折、ガスは飛ぶものの、最初の青空は復活せず。
また来年、こんな青空のモンスターに会えるさと、八甲田を後にしました。
※この記事の写真は2/11に撮影したものです。
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(この稿おわり)