栗駒山の本格的な紅葉ももうすぐ、須川高原温泉から登る産沼(うぶぬま)コースのご紹介です。
駐車場はビジターセンター前。秋田県側の駐車場と合わせて百数十台駐車可能で、通常期の平日はがらがらですが、紅葉期になると混雑します。
トイレは駐車場端にありますが老朽化してます。ビジターセンター内のトイレも開館時間内は利用可能です。なお、下山してくるまでトイレはありません。
須川高原温泉旅館前の大駐車場は旅館利用者専用。
「登山者はビジターセンター駐車場を利用してください」と掲示されています。
登山口は旅館右手、露天風呂の前から入っていきます。
源泉の先、木段が終わると最初の分岐。標識はありません。
右に行くとおいらんコース、左に行くとゼッタ沢コース。
左の方が近いけど、右の方が眺めは良い。名残ヶ原手前で合流します。
おいらんコースを行くと最初の分岐に注意。(ときどき迷う人がいます)
左側「蒸し風呂」方向に進みます。(右に曲がると秋田県側駐車場方面)
名残ヶ原までは良く整備された道が続きますが、賽の磧への分岐点を過ぎると登山道になってきます。
分岐点から5分ほど登ると苔花台(たいかだい)。
右にまっすぐ行く須川コースは、火山ガスのため通行禁止になっています。
産沼コースは左に折れて、ゼッタ沢を渡ります。
ゼッタ沢を過ぎ20分ほど登ると、今度は三途の川の徒渉点。
斜度はなく、東栗駒コース新湯沢のような滑落懸念はありませんが、水量が多いので、融雪/降雨による増水時には要注意です。
沢を渡ると、今度は足場の悪い急登が待っています。
三途の川から30分ほど登ると産沼に着きます。
このあたりで行程のだいだい半分。山頂まではあと1時間ばかりです。
産沼コースは途中で休憩に適した場所がないので、ここで一息。
産沼のすぐ上にある分岐点。右はそのまま栗駒山頂に向かいます。
左を行けば東栗駒コースにトラバースするバリエーションルート。
尾根筋に出ると栗駒山がどんどん近づいてきます。
(紅葉の写真は2019年のもの、今年の紅葉ではありません)
9月下旬~10月初は、紅葉をかきわけて登る山道になります。
ただ、登山道が掘れているので、登っている途中、周囲の紅葉は見えない。
時々は、邪魔にならない場所で足を止め、振り返って見ることをお忘れなく。
登山口から約2時間、栗駒山頂に到着です。お疲れさまでした。
帰途は往路を戻るか(約1時間40分)、展望岩頭を経由して天馬尾根コースを行くか(約2時間30分+車道歩き40分)の二択です。
いわかがみ平から登る、中央コース・東栗駒コースご案内編もごらんください。
※このブログの記事や写真はご自由にお使いください。
(この稿おわり)