4年ぶりに大崎八幡宮のどんと祭に行ってきました。

他地域では左義長、どんど焼き、どんどん焼き等と呼ぶようですが、正月の飾り物などを焼いて、家内安全・無病息災を祈願する行事、当地では「どんと祭(さい)」と言います。

 

 

毎年1/14、宮城県内のあちこちで、どんと祭が行われるのですが、そのうち、仙台市の大崎八幡宮で行われるものが、最も人の集まるどんと祭です。

 

 

この大崎八幡宮のどんと祭につきものなのが裸まいり。

職場・学校・地域・サークル、さまざまなグループで大崎八幡宮にお参りします。

(今年は116団体、3,200人だったそうです。)

 

含み紙を口にはさみ、無言で、手に持った鐘を鳴らしながら歩きます。

 

 

バスなどでやってくる団体もありますが、市内の職場や学校から数kmを歩いてくる団体も多くて、この日、仙台市内中心部には、裸まいりの鐘の音が響きます。

時刻は18時過ぎ。気温は2℃くらい。雪が降らなかったのが幸いでした。

 

 

裸まいりの正装はこちら↓。ちょっとモデルさんの顔がバタくさいですが(笑)

大崎八幡宮の門前にある「ホズミ」という洋品店で、一式そろえられます。

 

このお店、実は「八月朔日」と書いて「ホズミ」と読む、珍しい苗字なんです。

旧暦八月一日に、稲の「穂」を「つみ」、神に供えて豊作を祈った行事に由来するそうです。

 

 

一番下の鳥居の手前から、本殿まで参拝者の列が続きます。

 

 

この御神火にあたると、1年間、病気にかからないというご利益があるそうです。

私も、しっかり、温まらせていただいたので、これで今年は大丈夫です!(^^)!

 

 

火の端っこに置いてあった仙台の伝統工芸品「松川だるま」。

青くて、最初から両目が入っていることが特徴です。一説には独眼竜政宗公に「忖度」して、片目にしていないんだ、と言われています。

 

 

東北楽天ゴールデンイーグルスやヴェガルタ仙台などの優勝祈願の大絵馬が置いてある絵馬堂をくぐって、国宝に指定されている本殿に進みます。

 

 

裸まいりの団体は、中でご祈祷していただいています。

 

 

屋台もずらっと並びますが、この人ごみは私にとっては鬼門(笑)。

この波に入るのはよして、別の出口から帰ることにします。

 

 

※この記事は1/14に撮影したものです。

(この稿おわり)