「はつかり」は、東北新幹線のなかったころ、上野-青森間の電車特急でした。
北海道に行くのに、良く乗っていました。とりわけ、何度も乗ったのが最終の「はつかり5号」。
青森着が深夜12時頃、青函連絡船の深夜便に接続して、函館に夜明けごろに着けるので、お金はないけどいろんなところに行きたい若者には便利だったんです。
そして、「はつかり5号」と言えば、BUZZ。
「発車のベルに背中を押され はつかり5号に乗り込みました…♬」
てな、鉄ちゃんネタや、青春ネタじゃなくて( `ー´)ノ。鳥みんぐです。「初雁」。
秋、初めて、渡ってくる雁が「初雁」。
季語になっているくらいですから、昔は、日本中で見られた鳥のはずですが、今では、日本に来るマガンの越冬地はほとんど宮城県。それも、伊豆沼・蕪栗沼・化女沼周辺限定です。
宮城県北の空に、逆V字型の「雁行」とよばれる編隊飛行が見られる季節がやってきました。
今年の宮城県初飛来の公式発表は9/21。
そろそろ、私にも見つけられる頃、と、出かけました。
あ~、いますね(^^♪
刈入れの終わったたんぼで、宮城米の新米を一所懸命に食べてます。
元々、マガンは用心深い鳥で、あまり近寄れないのですが、特に今の時期は人なれしていないので、数百m手前から、コンデジのなんちゃって2,000mmで撮ります。
近くの農道に、(たぶん)撮影しようと車が停まったら…一斉に飛び去ってしまいました。
まあ、私も、やっちゃったことは何度もあって、そのたんび、せっかくのご飯を邪魔して、ゴメン、ゴメン、と謝っているんですが、罪悪感がはんぱないんですよね(-_-;)
マガン探しの前に蕪栗沼に寄り道しました。
マガンの大部隊が到着する前に、カモたちが先着してました。
ほとんどはオナガガモですが、結構、ファンの多いキンクロハジロや、クチバシの黄色いマガモも見かけました。10月になったけど、まだ衣替えしてくれなくて夏羽のまんま(笑)
カモ類は繁殖期は♂が派手な衣装に着替えるので見分けがつきやすいのですが、それ以外の時期はエクリプスと言って、♀とほぼ同じ、地味な羽なんでわかりにくい( ;∀;)
10月初め、私にとっては、山に紅葉を追っかけるか、沼に渡り鳥を追っかけるか、悩ましい季節になりました(笑)
※この記事の写真は10/2に撮影したものです。
(この稿おわり)