八戸港に隣接する蕪島(かぶしま、島と言っても埋立で陸続きになっていますが)には、この時期、産卵のために約4万羽のウミネコがやってきます。


人がやってきても、ちょっと道を譲ってくれるだけで、逃げたりしません。


ウミネコは目つきが鋭く、クチバシも尖っているので、最初は近よるのが怖かったんですが、まあ、人を襲うことはないということがわかってからは平気です(*^-^*)


でも、空からの爆撃にはご注意。
営巣地に入っていく研究者の方のヤッケや、岩場には、いろんな模様ができてます。
(今回は、私は百均のフードつきレインコートを着ていったんですが大正解でした。神社の登り口に傘も置いてありますが、風で流されて横からも飛んできます(-_-;))


去年、蕪島に来たのは5/31。そのときは神社の境内をヒナがウロウロしていたんで、きっと暖かい今年は孵化も早いだろうと、来るのを10日ばかり早めたのですが…。


まだ、みんな抱卵中でヒナのすがたは見当たりません(-_-;)
ウミネコは2~3個の卵を産んで、オス・メス交代で3~4週間温め続けるのだそうです。


おっと、何やらくわえたおとうさん、どこにいくのかな?


ここがマイホームだったんだね。


この子はまだ、羽の生え変わっていないこどものウミネコ。
蕪島では、繁殖のための成鳥しか見かけないんですが、迷い込んじゃったかな?


狭い島の中ではナワバリ争いも熾烈。だいたいは、はばたいて相手を追い払うのですが、この二羽、互いに一歩も引きません。


お~っと!!!! バトルが始まりました。
互いにクチバシを咥えて、激しいぶつかりあいです。やじ馬じゃなくってやじ鳥もいる?


島の中をグルグルと歩き回っていたら、おかあさんのおなかの下で何やら動くものを発見。
やっと見つけました。それも二羽!


生まれたばっかりの「こっこ」です!


おかあさんに怒られないように、そーっと帰ります。


※この記事の写真は5/22に撮影したものです。

(この稿おわり)