(昨日の記事の続きです)

くりはら田園鉄道の本社・車両基地がおかれていた若柳(わかやなぎ)駅には、今も、たくさんの鉄道遺構が残されています。


木造車庫。手前にあるのは木造貨車を改造した物置でしょうか?


車庫の中には、名鉄から移籍した気動車や、


これは、宮城県民にしかわからないかな?
宮城で「宗さん」と言えば誰もが知ってます!「青葉城恋唄」をヒットさせた、さとう宗幸さん。
今は「OH!バンデス」という夕方の情報番組で、毎日MCを務めていらっしゃいます(*^-^*)


おそらく元は木造貨車だったろう倉庫。栗原電鉄の社章がついていました。


車庫のわきにあった運転指令所。


中にあった乗務員の勤番表。日付は3月31日。運転士の氏名札を見ると3番だけが黒札。
下の出務時間を見ると3番の出務は14時30分になっています。ということは…

2007年3月31日、14時30分に出務した運転士さんが、くりはら田園鉄道最後の乗務を終えてから、この部屋の中の時間は停まったまま、なんですね。


若柳駅のホームに留置してある車両は、「くりでん保存愛好会」と栗原市によって、動態保存されています。(電気機関車は無理ですが…)


6~11月の間、毎月一回、体験乗車会が行われており、500mほどの区間をこの車両が走行しています。


この腕木式信号機も現役で使われているようです。さあ、始発駅を目指します。


JR東北本線・石越(いしこし)駅の手前で、線路は終わりました。


駅はJRの駅とは一緒ではなかったみたいです。


駐車場が線路跡で、このあたりが駅だったのかな?
今回は偵察のつもりで、車で、廃線跡を追いかけました。次は、全線を歩いてみたいと思います。
動態保存の車両が動く日にも再訪したいです♪


※この記事の写真は4/25に撮影したものです。

(この稿おわり)