(昨日の記事の続きです)

塩釜線の線路跡は、住宅地に飲み込まれ、いったん痕跡を消します。


JR仙石(せんせき)線・下馬(げば)駅を過ぎたあたりで線路跡が復活。
仙石線に並行した遊歩道として整備されています。


仙石線・西塩釜駅。橋上駅舎になる以前、塩釜線の線路を渡って階段を上り、改札に入っていた頃の構造が残っています。


この遊歩道の下には、大雨の時に水を貯めておく雨水貯留管が設置されました。
(廃線跡もいろいろ使えるんですね。)


塩釜線は、仙石線の高架下を終点に向かっています。(というより、塩釜線の上に、仙石線の高架を作ったというのが正しいですね。)
線路跡は、ここでは、JR貨物が経営する駐車場になっていました。


駐車場の土留めに使われていたのはどう見ても枕木。塩釜線のものなんでしょうか?


そして、ここに塩竃駅がありました。
左手にあるのは仙石線・本塩釜駅。駅と貨物ヤードの跡地は、イオンとホーマックになりました。


塩竃駅からは、右手の石油タンク方面、左手の魚市場方面にも貨物支線が伸びていたのですが、痕跡はまったくありません。


遊歩道に設置してあった案内板。いつまでも線路の記憶を留めておいてほしいと思います。


※この記事の写真は3/28に撮影したものです。

(この稿おわり)