4/25(金)、仙台を早朝に出発、白石から113号線経由で山形県長井市を目指します。
途中、七ヶ宿を抜けて県境にかかるちょっと前で、玉の木原のミズバショウに寄り道。
(113号線の道沿いにあるので寄り道には便利です。)

 
ちょっと過ぎたかなという気もしますが、まだまだかわいい花が多く咲いています。
木道沿いにだいたい行けますが、残雪のために一周は無理です。

 県境を越え、山形に入ります。南陽市を過ぎて伊佐沢の久保桜へ。
樹齢1,200年のエドヒガンザクラです。山形を代表する古代桜だと思います。
平安時代から生き続けている生命です。

 
 ただ、10年以上前に来た時と比べると、花が減っています。
多くの添え木に支えられて辛うじて立っている状態で、ものがなしいような感もあります。
樹勢回復のための募金が呼びかけられていました。

 
 

 
 次は、最上川堤防千本桜です。堤防の内側の道沿いに植えられているため、道を歩いて見るのと、堤防上から見るので違った桜が楽しめます。

 
 

 
 高速道路や新幹線を交通軸に考えてしまう現代と違い、昔、長井は最上川の舟運で西日本とつながる交通の要衝でした。
 

 そんな時代のことを想いながら、最上川の川原でお昼寝をしてました。

次は草岡の大明神桜です。
こちらも樹齢1,200年のエドヒガンサクラで幹周が11mもある大木です。
昔、伊達政宗公が戦に敗れ、この桜の洞に隠れて助かったという記載のある古文書が残っています。


 
  もう少し北上すると、白兎(しろうさぎ)のしだれ桜です。
こちらは樹齢150年ほどですがシダレザクラとしては長寿です。

 
 そして、今日、圧巻だったのは殿入(どのいり)ザクラ。
樹齢680年のエドヒガンザクラ。斜面に凛として立った姿は、見ている方まで背を伸ばさせるようです。
今年見た桜の中で、最高の一本です。

 

 
 花の向こうには雪を冠った山々がきれいです。

 
 

 
 来年は、一日中、この桜の下で過ごしたいと思います。