橘玲著「タックスヘブン」を読みました
Kindleで読んだので表紙画像はお借りしました
あらすじ
東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。
自殺か他殺か。
同時に名門スイス銀行の山之辺が失踪、1000億円が消えた。金融洗浄(マネーロンダリング)、ODA、原発輸出、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ……。名門銀行が絶対に知られたくない秘密、そしてすべてを操る男の存在とは? 国際金融情報小説の傑作!
(出版社より)
感想
タックス・ヘイブン(Tax Haven)とは、課税が完全に免除されたり、著しく軽減されたりしている国や地域のことで、租税回避地、低課税地域とも呼ばれます。主に税制上の優遇措置を地域外の企業に対して戦略的に設けている国や地域を指し、代表的な場所としてはイギリス領ケイマン諸島、バージン諸島といったカリブ海の島国や、ルクセンブルク、モナコ、米国東部のデラウェア州などが挙げられます。
多国籍企業や富裕層が、法人税や源泉徴収税が皆無に等しいタックス・ヘイブンに資産を移し、オフショア取引を利用して租税回避するケースが多く、2016年5月に公表された「パナマ文書」では、その利用実態の一部が明らかになりました。脱税行為や利益移転、マネーロンダリング、犯罪・テロ資金隠匿などに悪用されるケースもあります。
(ネットより)
シンガポールを舞台にした租税回避の小説です
国際金融に何の関わりもないワタシですから、大変勉強になりました
ただこれまでの大金をモノにしたことの無い一般市民にはあまり関わらない方が良さそうです
ただ大金持ちには税を回避する方法は探せばいろいろあると感じました(但し税務当局から見つからなければ良いですが)
こんな危険なことまでして租税回避をするのは反社勢力や一部の富豪に限られるでしょう
橘さんの著書で「マネーロンダリング」にも興味を持ちましたので読む予定です
筆者橘さんはプラーベートなことは明かしませんが、元国際金融マンだったのかなと思います
この世界になかり詳しいです
お薦め度
★★★★☆
少し冗長かと思いました
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