lec424.二人にとってのいちばんのルーツが新婚旅行 | カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

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カウンセリングサービス代表の平準司です。

 

私は週末はほとんどセミナーや講演をしておりますので、年間にお休みになる土日は4日もあればよいほうなのですが、そのお休みの土日はほとんどすべてといっていいほど、結婚式に出席しています。

 

それは、とてもうれしい時間です。

 

うちの受講生の幸せそうな姿を、できるだけその場で見たいという思いもありますが、披露宴会場には、長いこと、二人の幸せを祈り続けた人ばかりが集まります。

 

その人たちの顔、そして、二人を祝福する姿を見るだけで、私も癒されるわけです。

 

さて、私はいつも結婚するカップルに、「結婚式を決める前に、新婚旅行のことをちゃんと決めなさいよ」とアドバイスします。

 

二人にとって、いちばん行きたい場所で、いちばん素敵な時間を過ごせるようにとおすすめしているのです。

 

気づいていらっしゃらない人も多いかもしれませんが、サラリーマンやOLをしていて、長期休暇を取れる機会というのは、日本ではほんとうに少ないのです。

 

ですから、みなさんもぜひとも、万障繰り合わせ、社長には無理を言って、休みをとり、新婚旅行には行ってください。

 

そして、一生の思い出になるような、最高にロマンスあふれる時間を二人で味わってください。

 

そして、その新婚旅行のひとときが、非日常的であればあるほど、その後の二人の結婚生活に役に立ちます。

 

 

仕事柄、私は多くのカップルがケンカをしたり、そして、それが長引き、おたがいに「自分はパートナーに愛されていない」と思い、ほんとうにつらい経験をされたりすることがあるのを知っています。

 

そんな冬の時代を劇的に癒す効果があるものの一つが、「かつて二人は、最高に愛し合った」という思い出なのです。

 

人間、ものすごくおいしい食事を経験すると、その味は、一生、記憶に残り、そして、「あのときの、あの地の、あのレストランで食べたあの味は、いまだに忘れられない! うまかった!」と一生の記憶に残るわけです。

 

同じように男女関係でも、いちばんロマンチックな時期に、ほんとうに至福といえる経験をしてもらいたいと思うわけです。

 

できることならば、国内より海外に行っていただきたい。

 

なぜなら、見ず知らずの場所、見ず知らずの人々の中で、唯一、頼れるのはおたがいだけという状況は、二人の親密感をよりいっそう強めるはずなのです。

 

また、できるなら、パッケージ・ツアーではなく、個人旅行で行っていただきたい。

 

パッケージ・ツアーはどうしても日程が忙しくなり、二人だけの時間をゆっくりと過ごすことがあまりできません。

 

であれば、二人がゆっくりと過ごせるプランを自分たちでつくったほうがよいと思うわけです。

 

さらに、できるなら、滞在型のプランにしていただきたい。

 

あちこち旅して回るツアーよりも、一つの町に滞在する旅がおすすめです。

 

ホテルでも、一度開けたトランクを開けっぱなしにして過ごせるような旅のほうが、二人はより落ち着き、より親密になれると思うのです。

 

たとえば、10日間休みがとれたとしら、いろいろ行ってみたいところもあるでしょう。

 

しかし、そのなかの、せめて4日間だけは、ゆっくりとできるような日程を組んでいただくのが理想的です。

 

ところで、離婚寸前だったご夫婦のカウンセリングが成功裏に終わりつつあるとき、ご夫婦に、「もう一度、新婚旅行のあの場所に行ってみたらどうでしょう?」とか「また新たに、新婚旅行みたいな気分で旅行に行ってみませんか?」というようなご提案をすることがよくあります。

 

日本人の夫婦は、どうも、年月を重ねるうちに、二人で旅行することがなくなってくるようです。

 

そして、奥さまはお友だちといっしょに旅行、ご主人は淋しく一人旅、という傾向が強いと聞きますが、また、ぜひ、ご夫婦で旅行することをおすすめしたいのです。

 

そして、そんなときも、二人にとってのいちばんのルーツが新婚旅行というわけです。

 

つまり、新婚旅行とは、それだけ大事な意味をもつものなのです。

 

だからこそ、結婚するみなさんには、必ず新婚旅行をするように、しかも、できるだけ素晴らしい新婚旅行をするようにと、いつも強くおすすめしているしだいなのです。