lec408.自分の魅力を感じれないとき | カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

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カウンセリングサービス代表の平準司です。

 

「彼氏が欲しい、恋愛もしたいと思っているのですが、まったく出会いがないのです」というご相談をいただくことがよくあります。

 

「職場の8割が女性で残り2割の男性は管理職の中年以上ばかりです。仕事が忙しく恋愛対象となる男性がいる場所に行くこともほとんどありません」といった内容のご相談は、本当に多いのです。

 

また、「職場にはたくさん男性がいるのですが、自分のタイプの人がぜんぜんいません」とか、ひどいケースになると「東京はよい男が住んではいけない町なのでしょうか?」「大阪はかっこいい男性が生息しにくい土地なのでしょうか?」などとと自分のいるところにはまったく恋愛対象になる人がいないように感じてしまう人もいるようです。

 

このようなご相談は、私どもでもとても多くお受けしますし、私個人としても何千件もカウンセリングをした経験があります。

 

そこで、今日はこの問題についてお話しようと思います。

 

 

こういうふうに感じてしまうことは、みなさんにも大なり小なりあるのではないかと思うのですが、こう感じてしまう人の深層心理に入っていくと、自分の魅力を過小評価していたり、ひどいケースでは自分の魅力をまったく感じていないということがあるようです。

 

男女関係では、自分に持っていないものを持っている人に魅力を感じるという力学があります。

 

依存の女性は自立でたくましい男性を求めますし、自立的な女性はやや年下の依存的な男性をとてもかわいいと感じることもあるわけです。

 

もう少しわかりやすくするために、旅行の例えで説明させていただきます。

 

みなさんが、「砂漠を見に行きたい」とアフリカ旅行をしたと思ってください。

 

そこには、砂しかない世界が広がっています。

 

それは、日本では味わえないような世界ですから、みなさんは大感激されるかもしれません。

 

または、北極圏の氷しかないエスキモーの村を訪ねたとしても、日本では見ることのないその景色に圧倒されるかもしれません。

 

しかしながら、現地の人は必ずこう言います。

 

「こんな何もないところに来て何が楽しいんだい?日本にはありとあらゆる豊かなものがそろっているらしいじゃないか。何がよくて食べ物にも不自由するようなこんな何もないところに来るんだい?」と。

 

つまり、私たち日本人が非日常的なものを求めて、サハラ砂漠に探検に行ったり、エスキモーと触れ合う極寒の地のツアーに行ったりすることへの興味が現地の人にはまったくもって理解できないのです。

 

同じように、あなたの深層心理は、自分のことをまったくもってつまらないとか、何もない、魅力がないなどと誤解をしていないでしょうか?

 

人によっては「へ~私を好きになるなんて、あなたはとても変わった人ね」と言う人までいます。

 

もし、あなたがそう感じてしまうとしたら、あなたを好きになってくれる人は全員変な人になってしまいます。

 

「まっとうな普通の人は私を好きになるはずがない」という自己概念があなたにあるということになるわけです。

 

もし、心の底であなたがそう感じているならば、あなたのことを好きになるはずがない人ばかりいるこの会社やこの街で、あなたの心がときめいたり、開いていくはずはないと思いませんか?

 

もちろんこれは深層心理の中にあるあなたの自己概念なのですが、もう少し具体的に見ていくと、実際はこう感じている人が多いようです。

 

「若くてかわいかった頃に比べると、私はもうくたびれすぎているようだ」とか、「最近は、小じわも増えてきたし、肌もくすんでいるように思う・・・」などと自分の魅力よりも、自分の欠点やあらばかりを感じているのかもしれません。

 

もちろん、あなたが何歳であろうが、どんな人であろうが、今のあなたに魅力を感じる人は必ず存在しているのです。

 

ところが、あなたがあなたの魅力を感じていないとき、あなたの表情が無表情になったり、あなたから出てきている雰囲気が没個性的になってきたりします。

 

もし、あなたの日常にマンネリを感じてしまうことが多いのであれば、チェックが必要ですね。

 

久しぶりに大好きなアーティストのコンサートに行ったり、仕事が終わってからフランス料理のコースに行く約束がある日の朝、あなたはきっといつもよりイキイキし、光っていることでしょう。

 

結婚して子育てに追われているとだんだん輝きがなくなってくる、といった話を聞くこともありますが、これもマンネリ化が一番大きな原因になっているのです。

 

あなたが自分のことを好きになれるような状態をつくったり、自分が輝くことができる場所に行ってみようと思うだけで、あなたの心がもう一度動き始めます。

 

そして、同じような感覚でコンパに行ってみたいとか、友達に誰か紹介してよと言えるようになるのかもしれませんね。