65.「伝える」コミュニケーション、「伝わる」コミュニケーション | カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

全国トップクラスのカウンセリング件数を誇る「カウンセリングサービス」の仙台地区公式ブログ。
あらゆる人間関係(家族、夫婦、恋愛、職場、子育て)や性格、ビジネス、夢の実現など多種多様な問題や悩みの解決をサポートしています。

心理カウンセラーの大塚統子です。

 

私たちには「わかってほしい」という気持ちがあります。

 

彼氏にわかってもらえないと、悲しくなる、寂しくなる、人によっては怒ってしまう、といったお話もよく聞きます。

 

こんなことを書くとガッカリさせてしまうかもしれませんが、人が人を100%理解することは、超能力者でもない限り不可能でしょう。

 

でも、不可能だということを理解して、お互いが「わかるように伝える」「わかろうとする」努力をしていけば、よりわかり合えるのではないでしょうか。

 

普段から「彼は何を考えているのだろう?」とわかろうと努力している人は多いかと思いますので、今回は伝える側のコミュニケーションのコツを具体的に紹介します。

 

まず、相手にわかってもらうコミュニケーションには、「伝える」ことと「伝わる」ことが必要です。

 

彼氏さんがよほど察しのいい相手でない限り、「これくらいわかるでしょう」は残念ながら通用しないようです。

 

なので、たとえ上手に伝えられなかったとしても、「伝えてみる」ことがとっても大切です。

 

特に、ついガマンして言葉を飲み込んでいる心当たりのある方、一人で考えてひっそり泣いているタイプの方は、「伝えてみる」にチャレンジすることをお勧めしたいです。

 

 

さて、ここからが相手に伝わりやすい伝え方についてになります。

 

1)「私は」で表現する

 

気持ちを伝える時は、「私は」「私が」と主語は「私」で話しましょう。

 

いわゆる「I(アイ=私)メッセージ」ですね。

 

人は他人から「あなたは、こう!」と決めつけられるのは嫌なものです。

 

だから、気持ちを伝える時は「私は」「私が」と、「私」を主語にして伝えましょう。

 

例えば、「あなたがわかってくれないから、悲しくなるんだよ」と「わかってもらえていないように私が感じちゃって悲しくなる」だと、後者の言い方の方が相手にとってマイルドになっているのではないでしょうか。

 

「あなたが〇〇した」「あなたが〇〇しない」という伝え方は、相手を否定することになるんですね。

 

「私が〇〇と思う」「私は〇〇と感じる」「私は〇〇と考える」という伝え方だと、相手を否定せずに、こちらの状況を伝えることになります。

 

否定されることなく説明される方が、相手にとって聞きやすくなります。

 

ということで、「私は」「私が」と、「私」を主語にして伝えることをお勧めします。

 

2)かわいくリクエストする

 

パートナーシップ・恋愛関係で、かわいさを表現するのに年齢制限はありません。

 

恋愛関係でかわいさを表現するのに年齢制限はありません。

 

大事なことなので、2回書いておきます。

 

例えば、「なんで手伝ってくれないかなぁ」と「次は手伝ってくれると嬉しいな」だと、どちらの言い方の方が「次は手伝おう」と思うでしょうか。

 

たぶん後者でしょう。

 

恥ずかしかったり、「してくれない」ことに苛立っていたりすると、つい「なんで手伝ってくれないかなぁ」といった言い方をしたくなったりします。

 

これって、実は「わかりづらい甘え方」なんですよね。

 

一方、「次は手伝ってくれると嬉しいな」は、かわいくリクエストしています。

 

素直にお願いする方が、相手に何を求めているのかがストレートに伝わります。

 

また、わかりづらい甘え方を、「これは手伝って欲しいと伝えているんだな」と相手が翻訳する手間をなくすことができます。

 

大抵の場合、この翻訳機が世界共通ではないために、コミュニケーションのすれ違いがおきます。

 

私は「手伝ってよ」と伝えたつもりでも、相手は「文句を言われた」と伝わったりしてしまいます。

 

「かわいくリクエストする」という姿勢でコミュニケーションすると、伝わりやすくなるでしょう。

 

なお、「かわいこぶるのは苦手!」という方もいらっしゃるかと思います。

 

そんな方は、「かわいく」を「素直に」に書き換えて読んでくださいね。

 

3)リクエストは肯定形で

 

リクエストは、「〜しないで」の否定形ではなく、「〜してもらえると嬉しい」「〜してもらえると助かる」といった肯定形の言葉を使うようにしましょう。

 

例えば、「文句ばかり言わないで」と言われるのと、「たまにはほめてもらえると嬉しいな」と言われるのだと、全く印象が違うと思いませんか?

 

肯定形の言葉を使って伝えようと工夫すると、相手が「否定されている」と感じる要素を減らすことができます。

 

その結果、話を聞く耳を、相手が持ちやすくなるでしょう。

 

4)リクエストはできるだけ具体的に

 

男性がパートナーのために行動できない時、「何をすればいいのかわからない」というケースが非常に多いです。

 

例えば、「私を大切にしてほしい」では伝わらなかったりするんです。

 

リクエスト内容はできるだけ具体的に、伝える工夫をしましょう。

 

「LINE読んだ時にスタンプ一個でも返事もらえたら、私のこと大切にしてもらえてる気がして嬉しい」とか。

 

「次会えるのがいつかわからないと、私は不安になっちゃうの。大体の日にちでもいいから決められないかな? そうしたら、その日まで楽しみに待てると思うんだよね。」とか。

 

具体的に伝えると、「これをすればいいんだ!」と、どう行動すればいいのか相手がわかりやすくなります。

 

**

 

ただし、実際にリクエストに答えるかどうかは、相手にも気持ちと都合があり、相手次第ではある点は忘れないようにしましょう。

 

また、リクエストのしすぎなどで、相手が「コントロールされている」と感じると、いくらリクエストしても答えてくれない場合もあります。

 

関係がうまくいかなくなるパートナーシップでは、自分の思いだけでリクエストし続けて、相手の状態や相手の気持ちを無視してしまい、相手が「わかってもらえない」と感じて気持ちが離れてしまうケースなどもあります。

 

自分がわかってほしいように、相手にもわかってほしい気持ちがあると、お互いを大切にする関係を築いていけるといいですよね。

 

ということで、リクエストに答えるかどうかは、相手次第です。

 

けれども、わかりやすく伝えることは、私たち次第でできることですよね。

 

自分にできることから、トライしてみてはいかがでしょうか。

 

5)喜びと感謝を伝える

 

そして、コミュニケーションで最も重要なのは、喜びや感謝を伝えることです。

 

恥ずかしさや慣れがあったり、「言わなくてもわかるだろう」と思ったり、自分が望んでいたのとちょっと違うと不満があったりすると、つい伝え忘れてしまいます。

 

たとえ不十分であったとしても、リクエストに答えようとしてくれたお礼を伝えていきましょう。

 

彼が〇〇してくれたことで、どう感じたのか、どんなふうに嬉しかったのか、どんなふうに助けられたのか、どれくらい喜んでいるのか、それを言葉にして伝えていきましょう。

 

ちなみに、喜びと感謝を伝えることは、愛される人の必需品です!

 

喜びと感謝を伝えることで、

「彼女を喜ばせることができている」

「自分は役に立っている」

「必要とされている」

「ここに居場所がある」

といった気持ちを彼にプレゼントできるのではないでしょうか。

 

あなたの喜びと感謝は、彼の自信の元になります。

 

もし、彼女から喜びと感謝を伝えられれば、彼は自信を持って彼女を愛せるでしょう。

 

そして、自分に自信を与えてくれる人と、「ずっと一緒にいたい」と思うようになるでしょう。

 

喜びと感謝という形で愛を与えると、自信を持った彼から愛されるという愛が手に入ると言っていいかもしれません。

 

**

 

今回は相手に伝わりやすくなるコミュニケーションのコツを紹介しました。

 

できることから取り入れて、大切な人と幸せな関係を作っていってくださいね。

 

*☆*:;;;:*☆*:;;;:

 

大塚統子の電話カウンセリング・Zoom面談カウンセリング、ご予約受付中です。

◆ご予約は、カウンセリング予約センターにお電話くださいませ。
電話番号:06-6190-5131
受付時間:12:00~20:30
定休日:月曜(祝日の場合は翌日代休)・月末日曜